あいよっこです。ハア~ッ! 季節の盆踊りではなく、深いため息です。そのわけをお知らせするのも気が滅入り、いまだに勝ち誇ったようなガアッガアッのだみ声が耳から離れません。<o:p></o:p>
庭で育っていたひなどりのヒナが2羽だけになった、と前回書きました。その後再び狙ってくるカラスを2度ほど追い返したものの、次の早朝けたたましい鳥の鳴声で目が覚めました。やはり一度狙った獲物は逃さないのでしょう。自然の掟によってそれぞれの個体数が調整されるとはいえ、カラスって絶対に数が多すぎ!
ひよどりたちが(一昨年は山鳩が営巣)リスクをおして人家近くで子育てをするのは、あるいはカラスから逃れるためかな? とするとカラスよりヒトのほうを信頼しているわけで、それがせめてものなぐさめです。
<o:p>
写真:舟ノ川沿いの林道を遡(さかのぼ)ると、木材の切り出し作業中。
ここで気分を変えましょう。上海に行った「日食ハンターのタマちゃん」から報告のメールが届きました。ありがとう。以下に抜粋しますね。
<o:p></o:p>
「参加したのは『中国セッコウ省主催のツアー』で、620人来ていました。当日、上海には2万人の日本人が日食を目的に来ていたそうです。(中略)
その日は朝から雨が降ったり止んだりの曇天で、ほぼあきらめていたのですが、雲間から三日月形の太陽が見えたり隠れたりしていました。
写真:訪れるのは釣り人だけの篠原渓谷
だけど皆既になったとき、雲が額縁になって真ん中にコロナとダイヤモンドリングが!!リングもプロミネンスの赤で最初はルビーリング、その後ホワイトダイヤリングに・・・。今まで見たこともないものでした。
この状況に空を見上げていた620人以上のツアーメンバーから大きな拍手と大歓声が沸き起こりました(後略)」
ううむ、やはり「日食も現場で起こる」のだなあ。感動と意気込みが伝わります。来年はイースター島です。モアイと一緒の皆既日食を楽しむべく、今から準備に余念のないタマちゃんなのです。<o:p></o:p>
<o:p> </o:p>
さあて、話を本筋に戻しましょう。<st1:MSNCTYST Address="奈良県五條市" AddressList="29:奈良県五條市;" w:st="on">奈良県五條市</st1:MSNCTYST>の旅の続きです。前々回は大塔町惣谷(そうたに)地区で、狂言の復活に協力した新(あたらし)さんのお話を聞くことができました。家の修理をしていた二人のおじさんのうち一人は、さらに船ノ川をさかのぼる篠原地区の住民でした。
<o:p>
写真:(写真で見るより)迫力満点の宮の滝
</o:p>
「篠原踊り」も狂言と同様に県の無形民俗文化財に指定されていますが、2009年正月には奉納されませんでした。地域の過疎・高齢化が進み、音頭取りが亡くなったためだそうです。
この踊りは室町時代から江戸時代にかけて全国で流行した「風流踊り」の流れをくみ、歌も踊りも種類が多く「太鼓踊り」として知られています。
<o:p></o:p>
「篠原踊りの話もぜひ聞いてやって・・・」とおじさんは言い、以前民宿をしていたおばあさんを紹介してもらいました。 篠原地区は船ノ川の北側に広がっていました。でも看板も表札もなく、「第一村人発見」できません。残念ですが、あきらめてさらに上流の篠原渓谷をめざすことにします。
<o:p></o:p>
一車線の細い林道を川に沿って登っていくと、木を切り出している現場に遭遇しました。急な、ほとんど垂直とも思えるほどの山肌からロープに吊るした2本の木が降りて来ました。<o:p></o:p>
ここは林道なので車より作業が優先します。カメラを構えて待機しながら、初めて見る作業に驚きです。一歩踏み外すと下まで転げ落ちるような急斜面、常に危険と隣り合わせなんだなあ、と実感しました。帰りには偶然、木材を満載したトラックの後ろについてしまいましたが、時間もかかるし運転も気を使うことでしょう。
写真:猿谷ダム周辺は地すべりや崩落が多く、現在も時間制で通行止めです。
大プロジェクトの道路・橋の完成も間近?
</o:p>
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます