庭にひよどりが巣を造ってから、外出はもちろん、お買い物に出るのもなぜだかおっくうです。常にようすを見て、変化があれば撮影などして、とにかく気になってしかたありません。<o:p></o:p>
ところが昨日、大事件が勃発しました。
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昼過ぎに急な大雨が降った後、カラスのガア~ガア~とひよどりのピイピイという鳴声が差し迫った雰囲気で聞こえてきました。急いで庭を見ると、真っ黒い鳥がバタバタと飛び立ち、向かいの屋根でこちらを窺っています。カラスが2羽! いや~な予感に巣を確かめると、気配がまったく感じられません。があ~~ん!うそだろ~!<o:p></o:p>
写真:精一杯首を伸ばし、口を開き、左右に小刻みに揺れることでアピールするヒナたち。
その後巣はひっそりとして親もまったく姿を見せないのです。「ああ、カラスのために空巣になってしまった」としゃれを言ってる場合じゃありません。でももしかしてカラスという名前は、他の鳥の巣を空にするからついたのか?などと腹立ちまぎれに思ったりします。 いったいこの怒りと失望と可愛そうに、の感情をどこに向けたらよいのだ?!
そうこうしているうちに夕方になり、怒りが諦めに変わった頃、親が来ました。ちなみに子育てはオス・メス両方がしているようです。まだ区別できないのですが、どちらかが餌を与えた後、他方が後始末などをしているようです。
お母さんはヒナが足りないと気づいているのでしょう、何度も何度もキョロキョロしながらするどく呼んでいました。<o:p></o:p>
写真:目が半開きになり、羽もしっかりしてきたのに・・・。
どうやら4羽のうち2羽は大丈夫だったようです。全滅を免れて本当に嬉しい! 後でわかったのですが、子育て活動は午前中盛んですが、昼過ぎからは低下してくるようで、そのためもあったのでしょう。<o:p></o:p>
それにしてもにっくきカラス。大雨の後急襲する、という行動からは「火事場泥棒」などといった、いつもと違う状況を利用する悪賢さを感じます。弱肉強食が自然界の習いではありますが、憎まれっ子世にはばかる。第二の母さんとしては、さらに見張り行動をしっかりして、無事巣立つまで見守ることを心に誓ったのであります。
写真:2羽となり寂しく静かになりました。警戒感漂うお母さん。
でしたが、良い経験となりました。
ひよどりって、やはり厄介者ってことなのかな?沙良さんのようにお庭を花でいっぱいにしてると、迷惑なことも多いのでしょうか。でも追い出さないのは「優しさ」なのですね。
最近は鳥や動物たちの写真撮影に関心が向いているところですが、まあ全般になんでもあり、ではあります。またね~。