「早春の福井県==越前~若狭==2013/4/15~17」
写真:永平寺から勝山市へ向かう道路で、思わす停車」撮影4/15
「女性に目立つ「維新離れ」、橋下発言が響く」(ヨミウリオンライン6/11)と報じられるなど、「当時は必要だった慰安婦」発言により橋下氏が四面楚歌状態に陥っているようです。こうした女性からの批難はもちろんですが、会談を予定していた韓国の元慰安婦からも面会を拒否され、韓国からの苦情・批難も伝わっています。
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かつての日本軍に「強制連行はなかった」「どこの国の軍もやっているのに、なぜ日本だけ?」との訴えには、愛国主義の男性からの擁護がありそうですが、現実には意外と少ないようです。良かれと思っての発言が、なぜこれほどバッシングを浴びてしまっているのでしょう?
<o:p>写真:永平寺</o:p>
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もともと「慰安婦問題」にはたくさんの複雑要素がからんでいるようです。まず①両国にとっての「正しい歴史認識」はありうるのだろうか? ②第二次世界大戦当時の時代的背景を今論じることのギャップ、証拠・資料・証人が少なく不確かで、どれが事実なのかを決めるのが難しい。
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そして最も重要なことに、③韓国は「女性の人権侵略・性的奴隷」を訴えていますが、女性の権力を国際比較する指数のひとつである「男女平等指数(ジェンダー・ギャップ)2012」を見ると、日本101位、韓国108位と先進国では絶望的?に低いランキングとなっています。(おもしろいことにその他の女性関係指数においても日韓両国はとても似通っています!)
写真右:「平泉寺白山神社(へいせんじはくさんじんじゃ)」
夕方なので写真が暗いです。
写真下:南朝に関係ある「楠正成の公墓塔」があったのにびっくり!
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つまりことばは悪いですが、「目クソ鼻クソを嗤う(わらう)・訴える」という状況です。これでは他の先進国から見ると「いったい何を言っているのだろう?」ということになり、理解を得るのは難しいことでしょう。さらに互いに矛盾を抱えた状態で「相手を攻撃する」ことは、矛盾点そのものをさらけ出すことになるのだと思います。
そこで大事なことは「この問題をどんな立ち位置で、どのような視点から見るのか」をきちんと決めることではないでしょうか? たとえばあいよっこが発言する場合を考えると、「日本人として対韓国に言いたいこと」「日本女性として対男性に言いたいこと」「日本を愛する国民として日本社会や日本メディアに言いたいこと」などにより、ある場合には180度違う内容を言ってしまいそうです。
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橋下氏の「日本の旧くなった政治や制度を変えていきたい」という熱意には賛同しますし、実際に隣から見ていても大阪は大きく変わっています。その行動力とすばやい決断力には感心しているのです。またこうして慰安婦に関する議論が盛り上がっていることも大変良いことだと思っています。
しかし今回の発言から想像できるのは「ご自分も既得権の中にいて、変わる必要がある」という意識がなかったようにも感じます。「思い込みを思いつきで発言し、思いもよらないことになってしまった」という感じがするのです。何事も「変える、変わるには痛みがつきもの」だと思います。
写真上:しょうじょうばかま
☆お花の名前については確信がなく、すみません。
写真右:みやまかたばみ
***続く***