<o:p> 写真:樹齢200年と言われるサキシマスオウ</o:p>
<o:p> 写真は2013/2/2「西表島:</o:p><o:p>仲間川マングローブクルーズ 他」</o:p>
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西表島3日目の朝、上原地区から大原方面に向かっていました。「ええっ!?あれはもしかして・・・?」心臓がにわかに早打ちを始めました。あの電線に止まっているのはカンムリワシじゃないの?」そおおっと車を停めて、窓を下げ、カメラを構えました。いつ飛び立つかとドキドキです。
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鳥って車の音は気にしないようですが、停まったり、カメラを向けたり、シャッターを押す音にはとっても敏感だと感じます。かなり遠くからレンズを向けても、飛び立つことが多く、その敏感さに驚きます。猟銃の視線に反応するようなDNAがあるのかも。
写真:由布島近く?の電線にカンムリワシ
甲高い猫のような声「キーッツ」と鳴くため「マヤー(猫)」
とも呼ばれる
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しかし電線の鳥はじーっと反対下方向を見ていて、視線の先には耕して水を入れているような田んぼ。たしかに餌も多そうです。あっ、こちらを振り向きました。ううむ、やはり野生の鋭い目つきです。
これって絶対に「カンムリワシ」だよね~?チョー嬉しい!なにが嬉しいって、この島でも生存するのは200頭といわれていますから。かなり遠いし、曇り空で背景が白っぽいけど、ともかくカメラに収めることができ、満足、満足、なのでした。
写真:仲間川のカンムリワシだけど・・・。
さて本日のメインテーマ「仲間川のマングローブクルーズ」に乗船しようと大原港ターミナルに行きました。
<o:p>写真:ヒルギの赤い花(左)、と実(右)</o:p>
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仲間川の河口流域は日本最大のマングローブ林で、マングローブを構成する7種類のヒルギ類のすべてを見ることができます。2年前の台風でたくさんの樹木が倒れていますが、天然記念物なので手入れをすることはできません。
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マングローブは胎生なので、赤い花を持ち帰って植えると成長させることもできますが、成長が遅いため10年経っても大きくならず、あまり面白くない、らしいです。このあたりは樹齢70~100年ですが、たしかにそれほど大きくないようです。
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写真:とてもりっぱな板根。<o:p></o:p>
板根はその昔、船の櫂・鍬・まないたなどに使われた
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</o:p>流暢に説明していた船長が「みなさまあの枯れてとがった木の枝にカンムリワシがいますよ!」とアナウンスすると、船内がどよめきました。全員が「どこどこ?」とカメラを向けています。
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<o:p>写真:南風見田(はいみだ)の浜に行く道では
とうきび狩の最中
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あいよっこも急いでほぼ見当だけでシャッターを押しました。そして後で見ると確かに写っていたのです。でもクルーズで撮影した2枚を何度見ても、胸のあたりのふくらみも違和感があるし、なにより生きているオーラというものが感じられないのだけど・・・。だけどまさか?間違っていたらごめんなさい。きっとこの朝にホンマモンを見たから感じたのかもしれません。
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クルーズの最終地点に樹齢400年といわれる「巨大サキシマスオウ」があります。大きな板根は3.3mもあり、圧倒されます。この巨大樹は「およそ30年前に発見されたが、樹齢は今でもそのまま」だということです。
つまり年輪もないので、わかりにくいのでしょう。
***次回は黒島に行きます***