写真撮影:2021/2/17~19 香川県小豆島~
写真上:江洞窟(こうどうくつ) 弘法大師が悪魔を洞窟に封じて弁財天を
奉ったとされる半地下洞窟。
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かつて旧ソ連に属したチョルノービリ原発は、1986/4レベル7の大事故を起こし、英シンクタンク「ヘンリー・ジャクソン協会研究員」タラス・クジオ博士(ウクライナ系)は「旧ソ連はこの原発事故後、なにもかもがバラバラになり始めた」とソ連崩壊・分裂につながったと見ています。
そもそも世界には「原子力発電所を狙うのはテロ組織」という前提があったので、自分たちこそ「テロ組織のテロ行為」をしたわけです。プーチン政権にとってもある意味「旧ソ連崩壊原因としてのトラウマ」感覚があると想像できますが、なぜ真っ先にいまだ大事故の処理中である同原発を狙ったのか、その後もザポリージャ原発を占拠し、攻撃し、問題を起こすのか、いまだに理解できないでいます。
さて露軍がチョルノービリ原発から盗み出した133個の高レベル放射性物質ですが、当時「なぜここから盗み出すの?自国の原発にもあるでしょうに…」と思ったものでした。「ロシア 原発 運転中」で検索するとロシア国内には現在全31基あるようす。
するとなぜの答えをTV報道が教えてくれました。放射性物質を分析すると、どこの原発から出たのか「痕跡」があるのだそう。つまり露軍は「ウクライナ軍が作った汚い爆弾」に見せかけるために盗んだ、ってことかな?すでにこの時期にその作戦もあった、ってこと?やっぱ自分たちの作戦や~ん!その後盗んだ物質で「汚い爆弾」を造ったのか、造れたのか、不明ですが。
露軍が同原発を撤退後の2021/4/1、朝日新聞は当時ウクライナ原子力企業「エネルゴアトム」トップのペトロ・コティン総裁代理を取材しています。コティン総裁代理は「露軍が原発を次々と占拠したのは、ウクライナの経済的利益の搾取が目的」と話し、一方で「当初から同原発には放射性物質以外に何もない。これらを持ち出して世界中にまき散らす『汚い爆弾』に使う以外はなんの利益もない」と露軍に主張した、ということです。
ううむ~、とすると露軍はこの話からヒントを得て、今になって脅迫の手段に持ち出したのでしょうか?当時の露軍の無謀な行動からは、きちんとした現状認識や汚染知識などが欠けていたみたいだからねえ。
しかもこうした失態を最高司令官であるプーチンは知らなかったらしい!幹部はその理由を「都合悪い事実・情報を伝えると、彼の機嫌が悪くなりひどく叱責されるから」って、ありえへん!
プーチンは自らが長い間温め、作戦を立て、準備万端で開始した戦闘行動に、無関心でいられるのでしょうか?普通はどんな出来事も、結果も、詳細に知りたいし、次の作戦にも絶対に必要となるはず、と思うけど。たとえば対戦相手のウクライナ・ゼレンスキー大統領ならば、すべて掌握して、命令を出していると想像できるもの。
「なんか変だな~」と感じた最初の出来事でした。
*** 続く ***
写真下:ご本尊の弁財天さま
写真:摩尼車(まにぐるま) ネパール・チベットの寺院ではおなじみ。
触って回すと不幸、災難を除き、水を清澄にする。
写真:住職さんのお話しを神妙なおももち。
写真:海を眺める弘法大師さま 近年はパワースポットとして有名
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