あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

母公堂の堂守りさんに聞きました

2009-09-01 00:05:53 | かむなびの山々*五條市&天川村

  同じ日に民宿「あおば」に宿泊し、あいよっこと話が盛り上がったokadaさんは、ひとり旅が大好きで、特に<st1:MSNCTYST Address="天川村" AddressList="29:天川村;" w:st="on">天川村</st1:MSNCTYST>に来るとなぜか癒されるそうです。素敵な写真もたくさん掲載されているokadaさんのブログ「kotue 吹くままに・・・♪」をご覧ください。<o:p></o:p>

 

 

 

次の日はまた<st1:MSNCTYST Address="五條市" AddressList="29:奈良県五條市;" w:st="on">五條市</st1:MSNCTYST>に戻る予定でしたが、思いがけない出会いで話は急展開、okadaさんに<st1:MSNCTYST Address="天川村" AddressList="29:天川村;" w:st="on">天川村</st1:MSNCTYST>を案内して頂くことになりました。洞川にある「母公堂」の堂守りをしている方とも親しいので、紹介してくださるそうです。<o:p></o:p>

 

 

     写真:龍泉寺の役行者さんはなんだか楽しそう

 

 

実は以前(2008/910)、洞川での女人禁制体験をこのブログ

(「大峯山(の茶店おでんを食べながら考えた」)に書いたこともあり、関心はあるけれど、どこから、どんな形で巡り、取材すれば良いのかな?という迷いがありました。<st1:MSNCTYST Address="天川村" AddressList="29:天川村;" w:st="on">天川村</st1:MSNCTYST>の人たちって、みんな女人禁制に賛同する、(あるいはふりかざす)とっつきにくい人たちという勝手なイメージがありました。だから偶然ながら欲しかったきっかけをもらえることに感謝・感謝!<o:p></o:p>

                        

                              

 「まずここからお参りしましょう」と行ったのは龍泉時。修験道の役行者(えんのぎょうじゃ)がこの地の泉を見つけ、そのほとりに八大竜王尊を祀って修行を始めたといわれます。かの弘法大師空海もここで修行し高野山に向かったとの伝説もあり、修行者には根本道場となっています。<o:p></o:p>

 

 

 

 龍神、泉、いずれにしても水と深くつながっている、大峯山寺の護持院のひとつです。現在なお、聖なる山々に入山する前には、境内にある「竜王の滝」で身を清め、安全を祈ったのちに厳しい修行に向かうのです。<o:p></o:p>

 

 

 写真:見上げるとそこには勢いの良い龍神さま

 

 

 次に向かった母公堂では、熱心にお祈りしていた2人連れの女性に出会ったのですが、「夫婦2組で来て竜王の滝で水行をしたあと、男性たちは大峯山に、女性たちは蛇之倉(じゃのくら・七尾山)に登った」ということでした。こんな方法もあるのですね。<o:p></o:p>

 

 

  女人禁制のシンボルともいえるここ母公堂には「従是女人結界」の石碑が建っていますが、現在の結界はさらに奥に移動しています。青木さんは定年後に堂守りとなり、4年ほど経ちました。奥さんは毎日手造りのかきもちを、多い時では何百枚と揚げるなど、夫婦でお参りの人たちをもてなしています。<o:p></o:p>

 

 

 

 母公堂の母とは、もちろん役の行者の母「白尊女(しらとうめ)」で、その他にもゆかりの「お地蔵さま」「不動明王」「役の行者」「理源大師」「空海」「大権現」、という7体の仏さまがいらっしゃいます。<o:p></o:p>

 

 

   写真:龍泉寺の「なで石」はなでると軽く、強く叩くと重くなる不思議な石 

 

 青木さんはお堂にまつわるいいつたえを詳しく説明してくださいました。

 

 

 

 葛城の里からはるばる尋ねてきた白尊女と、お伴の後鬼「妙童」が蛇の谷にさしかかったとき、大蛇に行く手を阻まれてしまう伝説です。すると光の中から「阿弥陀如来」が現れ、「・・・一心に修行している小角(おづの)の邪魔をしてはいけません」と諭(さと)すのです。<o:p></o:p>

 

 

 写真:母公堂には多くの女性がお参りします。

 

 

 

  あいよっこが「女人禁制での修行が必要ならそれを守ってください」と言うと、青木さんは世界遺産登録時の「女人禁制に反対する運動」について、「現実には大峯山があるから生活させて頂いている人たちは数多いのです。開放したあと栄えていく保証はありません」と話されました。

 

 

 

 やはり深いところでは経済の問題があるのでしょう。実際には

女人結界(境界線)も、諸事情や時勢の変化に応じて移動しています。これからもおそらく変化していくのではないでしょうか?

 

 

 写真:母公堂の役の行者さんは、こぶりだけど神聖さが伝わります。

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