あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

天川村を愛する気持ちがおもてなしの心に

2009-09-07 21:07:11 | かむなびの山々*五條市&天川村

  母公堂でお話を伺って、以前書いた「大峯山(の茶店おでんを食べながら考えたにある間違った部分に気づきました。今の女人結界は母公堂よりさらに奥にあり、実際には道路(林道)も茶店も女性が入ることができます。<o:p></o:p>

だから「気がつかないでタブーゾーンに入ってしまった」と後ろめたい思いでおでんを食べる必要はなかったのですね。それにしてもなんで男性2人に道を尋ねたとき、「そこはなるべく使って欲しくない」気持ちが伝わったのかな?<o:p></o:p>

 

 

 

  それより、なにより、一番面白いな~と印象に残ったこと。古くから山岳宗教・修験道のメッカで、女人禁制を貫いている洞川・大峯山と、一方で芸能・ヒーリング・癒しの聖地として、若者や女性の参拝者が増えている天河大弁財天社、というふたつの対照的な寺社です。同じ<st1:MSNCTYST w:st="on" AddressList="29:天川村;" Address="天川村">天川村</st1:MSNCTYST>のなかに多種多彩なものが混在しているのは、とりもなおさず懐の深さといえるのかもしれません。<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

<o:p> </o:p>

 写真:母公堂の空海さま

 

 

  さてR168の「星の国・道の駅」の南から、すずかけの道を東に向かうと<st1:MSNCTYST w:st="on" AddressList="29:天川村;" Address="天川村">天川村</st1:MSNCTYST>に入ります。急になんだか道路がりっぱになりました。時折道幅は狭くなるものの、できるだけ2車線にしようとしています。これまで気がつかなかったけれど、地域によって道路事情もかなり違うのかな?<o:p></o:p>

 

 

 

  民宿「あおば」のご主人に聞いてみました。「天川から高野山まで、このすずかけの道を観光バスが通れるような道にしたい、というプランがあったから」と怒りを込めて話します。<o:p></o:p>

 

 

写真:(本当の)女人結界の前で修行を終えた人をお出迎え

 

 

「怒り」というのは、それが前の村長車谷氏のスローガンであり、結局同氏は「贈収賄」「入札不正」「官製談合」などの罪で逮捕されてしまったからです。「もともと建設関係なので道路にも力を入れたけれど、いくら良いことを言っても、汚職はだめです」と。道路が立派になるには、不正行為が必要なのかな?複雑な気持ちです。<o:p></o:p>

 

 

  一方「あおば」のおかみさんにとってこの地はふるさとです。以前からやりたかった民宿経営を始めました。ご主人は定年を少し残して退職したのだそうです。<o:p></o:p>

 

 

 

夕食の、新鮮材料を串に刺して揚げる「和風オイルフォンジュ」(写真)は初めてです。材料のなかには鹿肉や手作りの栗の渋皮煮などの珍味もあり、薄く溶いた衣をつけて揚げるのです。<o:p></o:p>

 

 

 

  おかみさんの料理好きは「朴の葉(ほおのは)寿司」にも発展しました。吉野地方のなれ寿司としては「柿の葉寿司」が有名ですが、もともとは「朴の葉」で、しめ鯖と寿司飯をくるんでいたそうで、お祭りの日のご馳走でした。ところが朴の葉は、時期が遅くなるとすぐ硬くなってしまい使えないので、身近にある柿の葉になったそう。<o:p></o:p>

 

 

 写真:下にある朴葉はかなり大きい

 

 

 そこで夫婦の合作が誕生しました。ご主人は「朴の葉を年中使えるような加工法」を考案し、おかみさんが丹精込めるさば寿司を包みます。「朴葉寿司」は新しい天川名物と好評で、新鮮なおいしさを味わってもらうために量産はしないで、近くの小路の駅「てん」においています。おふたりの話を聞いていると、<st1:MSNCTYST w:st="on" AddressList="29:天川村;" Address="天川村">天川村</st1:MSNCTYST>に誇りを持ち、良さを知って欲しい気持ちがひしひしと伝わってきます。<o:p></o:p>

 

 

  民宿の裏山には杉林の広がっていて、いろいろな訪問者が来ます。シカや、イノシシの赤ちゃんのうりぼう、中でも一番印象に残っているのはタヌキの「ポンタ一家」でした。ポンタたちは78年間、毎晩夕ご飯を食べにきたので、その分お米1合余分に炊きました。ときにはそのお礼なのか?ギンナンなどを置いていくこともあったそうです。童話の世界です。<o:p></o:p>

 

 

 

  ときに子どもが産まれると紹介するように連れてきたり、また家族が減ったりという変遷がありました。でも最後は全身にジステンバー(と思える)湿疹ができて、ついに来なくなってしまいました。今でもふっと姿を見せるような気がしてならないのです。<o:p></o:p>

 <o:p></o:p>

 写真:榮山寺

 

  <st1:MSNCTYST w:st="on" AddressList="29:天川村;" Address="天川村">天川村</st1:MSNCTYST>と<st1:MSNCTYST w:st="on" AddressList="29:奈良県五條市;" Address="五條市">五條市</st1:MSNCTYST>はここで一応終了しますが、まだまだ巡るべきところがたくさん残っています。また近いうちに行くことになるでしょう。<o:p></o:p>


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (okada)
2009-09-21 22:42:38
みなさん天川村に誇りを持って愛されてますよね。
いつも温かく迎えてくれる天川・・・・・
なぜか大好きな場所です。
返信する
Unknown (あいよっこ)
2009-09-23 00:43:37
okadaさまコメントありがとう
あれから資料を調べると、まだまだいっぱいありますね。興味深い天川村。今度行く時もご一緒できると嬉しいです。
返信する

コメントを投稿