今年2024年になって初めての鳥撮りに行った広い農耕地の縁のパイプ壁のテッペンに止っているノスリ(鵟)を発見。
ノスリは、私めの住む中国地方では冬鳥 で、農耕地など開けた場所で、主に野ネズミを餌とする (トビに次いで多い)さほど珍しくはない猛禽類です。
ノスリは、左右の脇腹をつなぐ腹部が黒く見える褐色の斑(黒い腹巻)があり、また喉部が黒いのが見た目の特徴です。
<腰~上尾筒部の毛づくろいをした様子>
今年2024年になって初めての鳥撮りに行った広い農耕地の縁のパイプ壁のテッペンに止っているノスリ(鵟)を発見。
ノスリは、私めの住む中国地方では冬鳥 で、農耕地など開けた場所で、主に野ネズミを餌とする (トビに次いで多い)さほど珍しくはない猛禽類です。
ノスリは、左右の脇腹をつなぐ腹部が黒く見える褐色の斑(黒い腹巻)があり、また喉部が黒いのが見た目の特徴です。
<腰~上尾筒部の毛づくろいをした様子>
今年2024年になって初めての鳥撮りに行った広い農耕地に建つ鉄塔(→ 電線はなかったので送配電用ではなく、スマホ用でしょうかね)のテッペンに止っていたハヤブサ(隼)を発見。
ハヤブサは、国&県の絶滅危惧Ⅱ類 に指定されている猛禽類で、高速飛行(特に急降下)能力が高く、見晴らしの良い高い場所から獲物を定め、急降下して飛んでいる小鳥を襲います。
ハヤブサの見た目の特徴は、眼を含む頬にヒゲ状の大きな黒斑が有ることで、いわゆる泥棒顔ですね。(笑)
ハヤブサは、何時見たのか思い出せないほど 遠い昔に見て以来で、私めには珍鳥ですね(笑)。
去る12月上旬に、5年振りに島根県の宍道湖西岸の斐伊川(ひいかわ)河口に鳥撮りに行って、マガンの雁行や採餌中の姿を撮って掲載しました。
マガン以外にも白鳥類(オオハクチョウとコハクチョウ)も目的の一つでしたが、白鳥は遠い河口の中州に居続けて、近くの田んぼには来てくれませんでした。(とほほ)
だから、オオハクチョウ(大白鳥)なのか、コハクチョウ(小白鳥)なのか、明確に識別できませんでしたが、今年はコハクチョウばかりで、オオハクチョウはほとんど来ていないとの米子水鳥公園の情報から、また写真を見て体形からもコハクチョウっぽいので、タイトルは一応「コハクチョウ」としました。
<明け方のコハクチョウ家族~白鳥は家族単位で行動します>
<河口のコハクチョウ家族。前後の頭が黒っぽいのが幼鳥/若鳥>
<河口の中州前のコハクチョウの小群>
<河口中州で休んでいるコハクチョウの群れ>
この日はハクチョウの遠い姿だけでも見えたので良しとすると自分で自分を慰めるしかありませんでした。(涙)
ハジロカイツブリ(羽白鳰) は全長 30 ㎝程で、冬鳥 として日本に飛来する水鳥です。
ハジロカイツブリの一番の特徴は目が赤い(橙色)ことです。
尚、(↑)は、冬鳥なので冬に見える普通の冬羽の姿ですが、珍しい夏羽の姿は(→ こちら)をご覧下さい。
マガン (真雁) は日本に飛来して越冬する冬鳥で、西日本では島根県の宍道湖中部をねぐらにし、明け方「雁行」して、宍道湖西岸の斐伊川(ひいかわ)河口の中州に一旦降り立ち、そこから餌場の周辺の田んぼに向かうマガンが有名です。
<採餌する田んぼへ向かうマガンの群れ>
<田んぼに降りるマガン達>
<田んぼで採餌中?のマガン達>
マガン(真雁) は日本に飛来して越冬する冬鳥 で、西日本では島根県の宍道湖中部をねぐらにし、宍道湖西岸の斐伊川(ひいかわ)の河口両岸の田んぼで採餌するマガン(例年約2千羽)が有名です。
夜明けに何百、何千羽ものマガンの群が隊列を組んで飛ぶ 「雁行」 (がんこう) が冬の風物詩として有名で、マガンは国の「天然記念物」 に指定されています。
マガンは全長約72 cm、翼を広げると約1.5 mほどにもなる大型の水鳥 です。
2018年12月に斐伊川河口に初めて行きましたが、今年5年振りに再訪しました。 今日は「雁行」の様子を見て下さい。
<夜明け前の雁行>
<後ろから見た雁行>
<雁行>
<斐伊川河口の中州に降りる>
<斐伊川河口の中州に降りたマガンの大群>
私めの住む広島市から 島根の宍道湖西岸の斐伊川河口まで、車で約175㎞、約2時間半です。 日の出前の雁行を見るには、深夜3時起床でした! 好きな「鳥撮り」とはいえ、この歳には体力的にキツかったですわ。
タゲリ (田鳧)は、越冬のため日本に飛来する 冬鳥 で、最大の特徴で魅力は、頭部にクルリとカールした黒く長い数本の 冠羽 が伸びていることです。
(↑)はエンジェルポーズ中ですが、タゲリの翼上面の初列風切の先端4枚ほどの後縁が白いのも特徴です。 尚、(↑)では、次列風切が白く見えていますが、翼下面の白色が羽の間から透けて見えているもので、翼上面は黒色です。
もう11月も中旬だというのに、エクリプス(メスと同じような地味な色合いの非生殖羽)から生殖羽(種毎の特徴が明瞭な繁殖期の羽衣)へ換羽中の、チョット珍しい姿の コガモ♂ に出会いました。(↓)
例年なら11月になる前には換羽が完了しているはずなのですが、今年の10月11月は夏日が続く異常な暑さだったので、繁殖期の冬はまだまだ先だと思って、生殖羽への換羽が遅れたのでしょうね。
クイナ (水鶏、秧鶏、水雉) は、本州中部以南の水田、河川、湖沼周辺の湿地に冬鳥 として飛来しますが、数は少なく、また半夜行性で、昼間は草むらや茂みの中で休んでいることが多く、その上、とても臆病で非常に警戒心が強く、めったに姿を見られないという意味でも、珍鳥 と言える野鳥です。
先ず、どういう場所で出会えたのか、(↓)でお判り頂けるでしょうか?
水辺に枯れた雑草の茂みがあり、手前と奥には黄色い花が咲いています。 赤い楕円の中に「草被り」状態で 赤い嘴と白いアイリングが目印になる右向きのクイナがいます。
それでは、クイナを見て頂きましょう。
クイナは、体の大きさに対して長めの嘴(くちばし)の上側は黒いですが下側は赤くなっているのが特徴の一つです。
クイナの体色の特徴は、顔から胸は青灰色ですが、目の下と胸はオリーブ褐色なこと、また、脇から下腹と下尾筒は鮮やかな白と黒の粗い横縞模様になっていることです。
(↑)では、手前向きに顔を向けていて、赤い下嘴が見えず、黒い上嘴しか見えないのですが、ほぼ正面顔です。
(↓)は、目が水に浸かる程、顔を水中に入れて餌取りをする姿です。 クイナは水中に潜ることもできるそうです。 クイナは雑食性で、昆虫や小魚、カエル等の両性類、植物の実や若い芽など、ほぼ何でも食べるようです。
先週 5年振りに出会えたクイナに 今も興奮冷めやらず状態の爺さまでした。(笑)
ムナグロ (胸黒) は、春と秋の渡りの時季に日本に立ち寄る 旅鳥 で、ムクドリ位(全長24cm位)の大きさの チドリの仲間です。
ムナグロ冬羽 は、顔から胸にかけての 夏羽では真っ黒だった部分が、淡い黄褐色となり、横斑が入ってきますが、黒く短い嘴(くちばし)と黒い目、白い眉斑に特徴があり、何といっても横から見ると浅いヘルメット状(坊ちゃん刈り風?)の頭部と、目の後方斜め下方の 耳羽 (じう) が周りよりも濃い褐色になって目立つのが最大の特徴で識別点です。
(↓)の写真には、背中の模様が薄い褐色と 濃い黒褐色の2羽のムナグロ冬羽が写っていますので、区別して見て下さい。
(↓)は、背中の模様が薄い方の1羽ですが、右足だけで立っていて、普通は休憩ポーズで、畳んだ左足の踵(かかと)が下腹部に少しだけ見えています。 実はこの子は左足が怪我をしており上手く歩けないことを発見しました。(→ 残念ながら、びっこで歩く姿の写真はありません) だから、この子の写真は、ほぼ同じ所で右足立ちの写真しかありません。 お気付きになりましたでしょうか? 違う場所とか歩いている姿の写真は、背中の模様が濃い方の子なのです。
(↓)は、ムナグロ冬羽の腰と腹は白いという証拠写真です。
私めの「鳥撮り」の使用機材は、キャノンのパワーショット「SX70HS」ですが、今年4月末に「レンズエラー」とのエラー表示が出て(→ こちら)、それ以降現在も AF(オートフォーカス)の作動不全になったままでおります。 車を買い替えたりと、物入りが続いており、カメラの買い替えまで手(金)が出せません。(とほほ) ピントが大甘の お見苦しい写真が多くて申し訳ありませんです。 m(_ _)m
コチドリ (小千鳥)は、日本では本州、四国、九州で繁殖する夏鳥ですが、西日本以南の暖地では少数が越冬する留鳥扱いで、広島県でも留鳥扱いとなっております。
コチドリ夏羽は黄色いアイリング、頭部の特徴的な黒白模様で、容易に識別できるのですが、コチドリ冬羽は全体の色がより褐色味を帯び、頭部の黒白模様が無くなってしまいます。
コチドリ幼鳥は冬羽に似ているが、背中に白っぽい羽縁があるのですが、それも擦り切れて白い羽縁があるのやら無いのやらの状態になって、冬羽なのか幼鳥なのか、まことに識別が難しい状態になり、大いに惑わせ困らせます。(↓)
冬羽か? 幼鳥か? 私めには難しくて断定できませんでしたので、「冬羽 or 幼鳥」のタイトルとしました。(笑)
尚、嘴の形が明らかに違いますので、イカルチドリではないと断定できます。
ヒクイナ (緋水鶏、緋秧鶏) は、一般的には 夏鳥 ですが、関東以西では越冬するものもいて、冬鳥扱いになっている所もあります。
ヒクイナは全長23cm前後のムクドリ位の大きさで、非常に警戒心が強いことでも有名な野鳥で、姿を見ることはごく稀なことで、まぁ 一言で言えば 「 珍 鳥! 」です。
(↑)のように、ヒクイナの姿は、体下面が紅い! 足が紅い! 目が紅い! という名前通りの緋色一色のイメージ で、 尾羽を上げて歩くという特徴があります。(↓)
(↑)のように、ヒクイナの腹から後方、下尾筒まで白色と黒褐色の縞模様があります。
ヒクイナは、国の準絶滅危惧種 に、また 私めの住む広島県でも絶滅危急種 に指定されており、その意味でも「珍鳥」です。
去る8月15日前後に近畿に上陸した台風7号に巻き込まれて珍鳥が迷い込んで来ていないか、台風通過後に見に行った際に、ダイシャクシギ (大杓鷸) 一羽を発見したと書きました(→ こちら)。
その後 9月中旬と下旬にも行きましたが、やっぱり1羽だけでした。 が、9月末の3回目には1羽増えて2羽になっておりました。 珍しいダイシャクシギが2羽同時に居るという珍しい光景に出会えました。 (↓)
(↑)はどれもとても遠くて証拠写真レベルですが、左側/手前側の体が比較的白っぽいのが1羽目で、奥側/右側の体がやや大きいのが2羽目です。
ネット検索した所、ダイシャクシギは雌雄同色だが、メスの翼長が294㎝~318㎝で、オスは280㎝~312㎝だとの記述があり、体がやや大きい2羽目がメスだと思われます。
ちなみに、翼長(よくちょう)とは、畳んだ翼の長さで、人の手首に当たる翼角(よくかく)から翼の先までの長さで、ほぼ見た目の胴体の長さになります。
新車、ホンダN-WGN(エヌワゴン)を駆って、50㎞ほど離れた南岩国のレンコン田へ、秋の渡りの「鳥撮り」に行ってきた成果の 最後の第6弾です。
クサシギ (草鷸) は、全国的には、春と秋の渡りの時季に渡来する 旅鳥 ですが、関東以南では (私めの住む広島県でも) 越冬の記録がある為、 冬鳥扱いになっております。
山口県岩国市南岩国のレンコン田へ行くと何かしらの成果があるので、ちょっと遠いですが、ワクワクして行けるので楽しみですわ。