年金暮し団塊世代のブログ

男寡になった団塊世代の年金の現実と暮らし向きをブログで。 今や仕事になった鳥撮り(野鳥撮影)の成果もアップします。

ルリモンハナバチ (2012年8月)

2012年09月01日 | 写真~昆虫 爬虫類など

夏の里山に「花撮り」に行った成果の「メハジキ (目弾き)」を 昨日見て頂きました。(→ こちら

その日、昼も大分過ぎてもう帰ろうと、朝方に撮った「メハジキ」の場所を通りかかると、4人の人達が「メハジキ」を撮影しており、挨拶がてら尋ねると、花ではなく珍しい蜂を撮っているんだとのことでした。

(↓)がその珍しい蜂、ルリモンハナバチ (瑠璃 紋 花蜂)です。


ルリモンハナバチは、体長10~12ミリで、黒色の体に美しい青色(ルリ色)の斑紋を持つ印象的なハチです。 何でも昔のTV番組で「幸せの青いハチ」と呼ばれて、一時期 大人気になったハチだそうです。

私めが撮った写真は、青色(ルリ色)の斑紋が少し青味を残しておりますが、ほとんど灰白色ぽく写っていて、皆さんにルリ色の綺麗さが伝えられないので、申し訳ないです。(涙)
  カメラのホワイト・バランスを曇天に設定していたので、全体がやや明るく、光っている部分はやや白っぽく写ってしまったのだと思います。 

(↑)とは反対側の角度から撮った姿です。(↓)


ハチ撮り」の人達に教えてもらったところでは、このルリモンハナバチが珍しいのは、ルリ色の斑紋を持つ美しい姿だけではなく、当然ながら、生息数が少ないからです。 
 なぜ生息数が少ないのかという最大の理由は、このルリモンハナバチはコシブトハナバチに(だけ)「寄生」するハチだからだそうです。 

話が横道に逸れますが、寄生バチの多くは、普通のハチのように腰がくびれていないのだそうで、このルリモンハナバチも確かに腰がくびれておりませんね。

ハチの上方から見た、頭と、胸と腹上部の斑紋です。(↓)


ハチの中には自ら労働して巣を作らずに、他種類のハチの巣に侵入して卵を産み付けて育ててもらう (=労働寄生)ものがあり、ルリモンハナバチはコシブトハナバチの巣(だけ)に寄生するので、産み付けられる卵の数が制限されるために、おのずと生息数が少ないんだそうです。

そう言えば、野鳥の世界でも、他種類の鳥の巣に卵を産み落とし(=托卵 (たくらん))育ててもらう鳥(→ ホトトギスやカッコウ等)がいますが、ハチの労働寄生も鳥の托卵と同じですね。

(↓)は翅の模様です。


「ハチ撮り」の人達によれば、ルリモンハナバチはメハジキの花蜜を大好物にしており、メハジキの花には決まってルリモンハナバチがいるので、先ずメハジキを探すのがルリモンハナバチを見つけ出すコツだそうです。 しかし、昨今はメハジキが少なくなってルリモンハナバチは生きて行くのが難しくなっており、生息数が益々少なくなっているようだ、とのことでした。 

(↓)では、花蜜を吸い上げるための長い舌が見えます。


花撮り」の人達がいれば 「ハチ撮り」の人達も 「鳥撮り」の人達もいる。 世の中、色々な趣味を持った人達がいるんだなぁと 改めて実感した1日でしたです。  いやぁ~、しかし、勉強になりましたです。

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ホタルガ

2012年05月07日 | 写真~昆虫 爬虫類など

ホタルガ は、前翅にある1本の白帯が特徴のです。 
触角が櫛歯(くしば)状なのと、頭の後ろ側が赤いので「ホタル」の名が付いたんでしょうが、見た目にはケバイというか、ちょっと怖さを感じますね。 

昼飛性なので、チョウと同じように日中飛び回ります。 
なかなかじっと止まることがなく、撮るのが難しかったです。 


実は(↑)は昨年秋に里山の麓の公園で撮った写真なんですが、PC内の写真倉庫を整理中にみつけましたので、季節外れですが忘れないうちに載せておきます。 


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ニホンカナヘビ

2012年03月05日 | 写真~昆虫 爬虫類など

トカゲ が苦手な人は 見ないでください!













ヘビ という名前が付いていますが、ニホン カナヘビ は トカゲの仲間です。

名前は「かな(金属)色をしたヘビ」という意味ですが、胴体の2倍位長い尾があり、ヘビのような印象を受けたんでしょうね。 (↓)で、尻尾がどこまであるか 判りますでしょうか?

(↑の大きい画像はありません)

庭先とか どこにでもいる普通のトカゲですが、ニホン トカゲ(→ こちら と こちら)のような光沢がなく、褐色で乾いた感じの粗い鱗で覆われており、また尾も青くないので、見た感じも さほど怖くはありません。



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ニホントカゲ (成体)

2011年11月27日 | 写真~昆虫 爬虫類など
 
トカゲが苦手な人は 見ないでください!
 













昔 ニホントカゲの幼体(→ 尾がきれいな(?)ブルー)を見てもらいました。(→ こちら) 
 
里山歩きをしていると、ブルーが目立つので幼体ばかりが目について、なかなか成体には お目にかかれませんでした。 やっとのことで見つけたニホントカゲの成体を見てもらいましょう。 

 
 
尾のブルー色は無くなっていますが、胴体に縦筋模様が残っておりますので、成体と言ってもまだ若いのかも知れません。 



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アシグロツユムシ

2011年10月22日 | 写真~昆虫 爬虫類など
 
アシグロツユムシ は、キリギリス科のツユムシの仲間ですが、ツユムシとは違って、名前の通り 脚が黒い のが特徴です。

吸水に来たのか、小川の浅瀬を歩いておりました。(↓) 


アシグロツユムシはまた、全身がきれいな緑色で、触角がツユムシ同様に体長の2.5倍ほどもあるのが特徴です。(↓)


アシグロツユムシは(脚だけでなく)背中も褐色です。(↓) 
樹上や草むらに住んでおり、日中に活動し活発に飛び回ります。 


一般にバッタ類は人間が近寄る前に飛び跳ねてしまうので、なかなか撮影できませんが、(↑)は何とかうまく撮影できたものです。


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盛夏

2011年08月06日 | 写真~昆虫 爬虫類など

暑中 お見舞い申し上げます。


最近になって、あちこちで油蝉が競い合うように鳴き始めました。 蝉しぐれ です。


(↓)は 鳴かない♀のようです。


抜け殻も…(↓)



ここ中国地方では 今年はセミが出て来るのがやや遅かったように思います。 聞く所では、東京近郊は8月に入ってやっと蝉の鳴き声が聞こえるようになったとか。 鹿児島ではまだ蝉が出て来ていないとか。 東北はどうなんでしょうか?  今年は梅雨明けが早く、猛暑日が続いたが、その後の冷夏気味のせいなのか? それとも相次ぐ大災害にセミも恐れをなしているのか?  何か異変が起りそうな 何となく嫌な雰囲気なんですが、これ以上何も起こらないことを祈っておりますです。

<8月8日訂正&追記>
 コメント欄にあるように、「鹿児島の蝉」部分は取消します。 「中国地方のセミ」部分は私めの感じということで、そのままとします。 「東京近郊」については、下記の8月7日付け朝日新聞の「天声人語」から、そのままとします。 「東北」については、ヒデさんのコメントを参照ください。


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今日2011年8月6日、 広島市に原子爆弾が投下されて66年目の平和祈念式典が行われました。 私め、今年は故あって、朝4時に起きて1国民として式典に初めて参加し、午前8時15分から1分間の黙祷を捧げてきました。

福島第1原子力発電所のメルトダウン事故以来初めての平和祈念式典の参加者は、66年後に再び起きた「被爆」という現実と将来を重ね合わせ、子孫に伝えるべき平和の重みを個々人が改めて噛みしめたと感じました。


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ナシイラガ ~ 毛虫

2011年03月09日 | 写真~昆虫 爬虫類など

毛虫が苦手な人は 見ないでください! 














ナシイラガという蛾(ガ)の幼虫である毛虫です。
私めの住む地方では、イラガ類の毛虫を総じて「イラ」と呼び、毒針に刺された痛さからも、また その姿からも、忌み嫌っております。




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ヤマクダマキモドキ

2011年01月13日 | 写真~昆虫 爬虫類など

ヤマ クダマキ モドキは、全身がきれいな緑色のキリギリスの仲間で、前脚が赤紫色なのが特徴です。 (→前脚が緑色なのが(サト)クダマキ モドキです。)  山地の樹上に住み、さかんに飛ぶので、なかなかに捕獲&撮影は難しいです。



尚、「クダマキ」の名は、その形が機(はた)織りに使われる管巻(くだまき)に似るところから、江戸時代に一部のキリギリス類にあてられたようですが、「クダマキ モドキ」はこの名からの派生名で、この管巻に似たものということです。


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アメンボ

2010年12月24日 | 写真~昆虫 爬虫類など

アメンボ は、池や田んぼの水面をスイスイ滑っているおなじみの昆虫です。

体に飴のような甘い匂いがあるのでこの名が付いたそうですが、実際に匂いを嗅いだことはありませんので、何とも言えませんです。  非常に長い中脚と後脚を持っており、中脚の運動で推進し、後脚で方向を定めて水面を滑走するようです。


(↓)は、どうも交尾をしているカップルのようで、近づいてもじっとしていて逃げませんでした。
アメンボもオスがメスより小さいんですね。



ところで、今日はクリスマスイブ
今夜を本命さんとホテルで過ごすのが少し昔からの風習(?)になっておりますが、今夜は花の金曜日でもありますので、さぞかしでしょうね。 (↑)の写真のような…。
晩婚少子化の日本、「でき婚」大歓迎。 子供手当も出ますよ。 どうぞ頑張ってください!(笑)

さて、私めも今夜は頑張ってみましょうかな…?


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トノサマバッタ

2010年12月13日 | 写真~昆虫 爬虫類など

殿様バッタ(↓)は、きれいな緑色で、濃茶色と白色のまだら模様の翅を持った、日本では一番大きい、どこにでもいる普通のバッタです。 その姿が良いことや頑丈な体つきから殿様蝗と呼ばれ、ダイミョウバッタ(大名蝗) という別名もあります。

高い飛翔力を持つうえに、人の気配に敏感で、そばに近よるのはけっこう難しいです。


頭と胸、足の太もも部分の色で 緑色型(↑) と 褐色型(↓) がいます。
ご自分の目で確かめてみてください。



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クルマバッタモドキ

2010年11月29日 | 写真~昆虫 爬虫類など

クルマバッタモドキです。 「モドキ」ですから、やっぱり「モドキ」なんです。

目の横線や模様はクルマバッタに似ていますが、胸部背面に 1対の「く」の字形の白線があるのと、背中が盛り上がっておらず真っすぐなのが「モドキ」の特徴です。


(↑)の「モドキ」は右側後ろ足がありません。 名誉の負傷でしょうか…。

ちなみに、クルマバッタは、後翅の中央部に半月状の黒帯があり、飛ぶときにこれが黒い半円に見えるため、クルマバッタの名が付いたということですが、飛ぶ姿は撮影できておりませんので、実際の所がどうなのか、何とも言えませんです。


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ダルマガエルではなく ツチガエルでした!

2010年11月09日 | 写真~昆虫 爬虫類など

「カエルのお仕事」さんのコメントでご指摘の通り、このカエルはダルマガエルではなく、ツチガエルであることが判明しました。 従って、以下の本文&写真を全面的に取り消します。  (2011/2/17追記~団塊世代)



学名が「足の短いカエル」ということで、日本名は達磨(ダルマ)ガエルとなったらしいです。 が、見たところ、そんなに足が短いようには見えませんがね…。


達磨ガエルは、日本では「東京」達磨ガエルと「名古屋」達磨ガエルの2(亜)種に分類され、それぞれ東日本と西日本に生息しているそうです。  (↑)(↓)の「名古屋」達磨ガエルは絶滅危惧1類に分類される希少なカエルだそうです。


普通 東西を表すなら東京と大阪でしょうが、大阪ではなく名古屋というのが変わっております。 名古屋で発見されたんでしょうね、きっと。  希少カエルということなので 、後ろ姿も載せておきますです。


尚、念の為に申し上げておきますと、(↑)の写真は、ここでは具体的な地名や場所などは書けませんが、名古屋達磨ガエル保護域で、許可を得た上で撮影したものです。


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ショウリョウバッタ

2010年10月02日 | 写真~昆虫 爬虫類など

ショウリョウバッタ は そこいら辺の草地など、どこにでもいる、頭部が尖った顔の長い、やや大きめのバッタです。
旧暦のお盆、精霊会(しょうりょうえ) の頃によく見みられるのでこの名を得たそうです。

図鑑によると、頭と背中の両側に白い筋のあるのがメスで、筋のないのがオスだそうですから、(↓)はオスのようです。


ちなみに、似た姿で背中が茶色っぽいのが「(ショウリョウ)モドキ」だそうです。


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モリアオガエル

2010年08月30日 | 写真~昆虫 爬虫類など

昨年 その卵塊(卵を守る泡の塊)を見て頂きましたが、それを産んだ張本人のモリアオガエル です。 (↓)がメスなのかどうかは 判りませんが…。
それに6月末に撮った写真ですので、賞味期限が切れているかも知れませんが、悪しからず…。


(↓)は、(↑)とは反対側から眼にピントを合わせて撮りましたが、太陽光で背中の色が落ちていますが、こういう撮り方もアリかな? とも思いますが…。 如何でしょうか? 


昨年と同じように オタマジャクシも見て頂きましょう。(↓)


オタマジャクシなんて見るのは久しぶりだという方も大勢(?)おられるのではないかと思いますが…。


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青大将

2010年06月19日 | 写真~昆虫 爬虫類など
ヘビ の苦手な人は 見ないで下さい!













日本を代表する蛇、アオダイショウ (青大将)です。

(↓)のように、道路を横断するところで出会いました。 右端の影の部分に頭部があり、
体長1.5~2.0メートルもあったでしょうか…。  大きいと言うより 長かったです。


草むらを移動中。 左上部の体に暗褐色の縦縞が見えますので、脱皮の直前かもしれません。


毒はないと知ってはいても、やっぱりヘビは気持ちのいいものではありませんね。


青大将は昼行性で樹上性なので木登りが上手なんですが、水泳も得意なようで、
小鳥やその卵を狙って川や湖の近くに出没し、泳いで逃げたりするそうです。


(↑)は冬眠から醒めて出て来た直ぐの頃ですが、
これから山里で出くわす機会が多くなる季節です。  ご注意、ご注意!


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