団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

自転車

2009年06月04日 | 自転車・公共交通

  

毎日のサイト巡り三昧と寄る年波の所為でしようか足元がふらつくことが自覚され、体力には全く自信が持てない状態です。しかし、それでも自転車通勤は出来る限り続けるつもりです。
  それにしても、自転車って本当に便利ですね。一時はクルマによって廃れるかと思いましたがどうしてどうしてその台数は増えているそうです。こんなに息の長い道具は珍しいのじゃないでしょうか。それだけ完成度も高く、歩くより便利という大きな利点を持っているのかもしれません。何といっても人力というのがこれからの省エネの時代にもピッタリです。

  そんな自転車をもっと有効に使おうと考えている人達がいるそうです。

  greenz.jpより

  運搬と農機具の12役!「Global Cycle Solutions」の自転車でレッツ農!

  一見フツーなこの自転車、実は、通常の自転車と同様に移動や運搬に利用できるのみならず、収穫後のとうもろこしの殻剥き機にもなる「自転車兼農機具」だ。米マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of TechnologyMIT)の学生や発明家、社会起業家などで構成される「Global Cycle Solutions」が開発したこの優れモノな農機具についてみていこう。

Global Cycle Solutions」は、発展途上国が抱える社会的な課題を技術や製品の開発によって解決しようと取り組む発明家、社会起業家、学生らのグローバルコミュニティだ。彼らは、発展途上国の農業の約70%において農機具の不足ゆえ作業のほとんどを人力に頼っているという現状を改善するべきと考え、自転車の摩擦熱を活用した農機具の開発を行っている。この取り組みは事業性の観点からも高く評価されており、2009年、MITが主催する起業家コンテスト「MIT $100K Entrepreneurship Competition」において、観客賞(Winner of the Audience Choice Award)を受賞した。

彼らが開発を進める農機具の原理は極めてシンプル。自転車をこぐことで摩擦を起こし、摩擦熱エネルギーから電気エネルギーに変換させ、このエネルギーを農機具の動力に活用するもので、既にこの技術は自転車のライトでも広く使われてきた。2008年夏、とうもろこしの殻剥き機を搭載した自転車の第1号をタンザニアの農村アルーシャ(Arusha)で導入したところ、従来の手作業に比べて40倍も作業効率が向上したという。

自転車の摩擦熱を活用した製品の開発は、以下の動画のとおり、ペルーの「Bicilavadora」プロジェクトの「自転車兼洗濯機」など、「Global Cycle Solutions」以外でも進められている。

  便利な電化製品が当たり前と思っている身には反省させられる話です。そういえば、ほんの50年ほど前、私の子供の頃には電気で動くものなんて殆どありませんでした。テレビはもちろん洗濯機も冷蔵庫もありませんでした。
  しかし、それが不便だと思ったことはなかったような気がします。ところが、一度その便利さを経験すると、それが無い生活は考えられなくなるのですから恐ろしいものです。
  発展途上国の人達に喜ばれるこうしたものも今の日本では見向きもされないでしょう。しかし、もしかしたら後50年もすればエネルギー不足によりそうした生活を余儀なくされるという恐れも無きにしも非ずかもしれません。
  私のように無い時代からある時代を経験したものにとっては、まだ後戻りを受け入れる余地はありそうですが、子供たちの世代がそれに耐えられるでしょうか。

そうならないことを願いたい!