昨日に続いて棒の話題です。日頃当たり前のように何気なく使っている言葉の語源を知って驚かされることが良くあります。
そんな驚きをしょっちゅう味あわせてくれる読売新聞コラム「日めくり」より
ぶっきらぼう
漢字で書けば「打切棒」。木の切れ端、あるいは、棒状のアメを打(ぶ)っ切りにしたのを指すとも言う。そのように切られた様子のそっけなさから、無愛想な態度、ものの言い方を表すようになった。
打(ぶっ)は、「ぶち」が変化した接頭語。 「ぶっ壊す」「ぶっ飛ばす」など、意味を強め、激しい勢いでその動作をすることを表す。あまり品のいい表現ではない。「ぶっきらぼう」も、ほめた言葉とは言えないだろう。ただ、口ばかりたっしゃで、誰彼かまわず愛想をふりまくよりは、誠実さ、質朴さが感じられる場合もある。
「ぶっ」が「打」からとは、これは想像もしていませんでした。単に強調する言葉くらいにしか思わず当たり前のように使っていました。
特に、私の弱点と日頃から反省仕切り(と言いながら変える気はさらさらなかったりする)な「ぶっきらぼう」が同じ語源とは、世渡り下手な訳です。
しかし、こうやって何気なく使っている言葉の持つ意味を知ると言葉遣いにもっと慎重になるべきと反省させられます。
日頃から「ぶっきらぼう」な言葉遣いで一体どれだけの損を蒙ってきたかを考えると恐ろしいものがあります。しかし、今更反省したところで遅すぎるようです。
これも教養の無さの故か!