第 4654回などでずっと興味を持ってきたソーラーインパルスが ジブラルタル海峡横断の次はアメリカ大陸横断だそうです。今度はドーバー海峡かそれとも大西洋かと期待していま したが、まさか海は飛ばして大陸横断とはちょっとはぐらかされたような気がするのは私だけでしょうか。
それでも第 4702回でも書いたように、これほど実現性の少なそうに思えるプロジェクトにこれ だけ大勢の人が取り組んでいるのは凄いことだし、参加できる人を羨ましく思います。下世話な話ですが、これだけの資 金は誰が出しているのでしょうね。きっととんでもない金持ちのスポンサーもいるのでしょう。どう考えても近未来で投 資金額が回収できるようには思えないので心配しています。
しかし、こうなると昔のピラミッドなどの世界遺産に見られる建造物などが造られた背景の支配者と被支配者の 関係を考えると素直に素晴らしいと言って良いのか複雑な気持ちになることもありますが、こうやって莫大な資本を 動かせるものがいないと偉大なものはできないのでしょうね。これも必要悪なのでしょうか。なんてことを思うのは 私も戦後の左翼思想にまだ染まっているのでしょう。
Payerne to Moffett Airfield - Dissasembly and Shipment Movie
なんて、ソーラーインパルスからとんでもないことに 飛んでしまいましたが、サルなどの集団をみていると生物が生きていくためには組織が必要であり、その組織を維持する ための役割分担も必要なのでしょう。そこで西洋を代表するようにトップが下の者を搾取してまで自分の栄華を誇るの か、日本の様に権力と権威を分離してそうした国々と比べて比較的公で平和な国を造ってきたことは本当に奇跡だったの かもしれません。やはり、もう一度昔の日本の精神を活かして素晴らしい国を造る必要がありそうです。そして、それを 世界に広めることこそ日本人の責任かもしれません。
日本の常識は世界の非常識はこの意味だったのか!