この部屋で太陽電池を本 当に活かすには蓄電池の画期的な開発を期待したいと、電気2重層キャパシターなど沢山のバッテリーの話題を 取り上げて来ましたが、今度は意表を突くようなエネルギー蓄積の技術の話題がありました。何と、その開発は 天才少女の考えだそうです。人類の可能性はとどめを知らないようです。
WIRED.jpより 2012.7.5 THU
「電 力網の再発明」を狙う、少壮の天才女性科学者:ダニエル・フォン
…略
ダニエル・フォンは、圧縮空気 を詰め込んだ巨大なタンクを利用し、電力網をまったく新しいもの に作り替えることを狙っている。…中略
1700年代以降、エネルギー保存の より効率的な方法を見つけよう と、たくさんの科学者が悪戦苦闘してきた。ガルヴァーニの電池から、現代 のバッテリーまで、さまざまな方法が考え出されたが、どの場合も同じ問題 に突き当 たった。どうすれば限りなくロスをゼロに近づけられるのか。この点に関し て、ライトセイルのCEOを務めるスティーヴ・クレイン(地球物理学の博 士号の持 ち主でもある)は次のように言っている。「ダニエル・フォンは、この謎を 解くための鍵の、少なくともその一部はすでに手にしている」「こういう言 い方をす ると少し傲慢に聞こえるかもしれないが、ダニエルはエジソンやほかの連中 でも解決できなかった問題をすでにうまく解決していると、私はそう思って いる」。
ダニエルがみつけた問題解決の鍵は水の追加──つまり、密度の高い霧状の 水分を圧縮空気のタンク内にスプレーするというやり方で、これなら空気の 圧縮中に 発生する熱が水分に吸収される。この水分は、空気(気体)にくらべてはる かに効率よく熱を保存することができる。さらに、この霧状の水分のおかげ でライト セイルのプロトタイプでは、エネルギーの保存や回収が従来の装置に比べて ずっと容易にできるという。…以下略
これも相当に長いので、 是非リンク元を見てください。この記事を見 たときに直ぐに思いついたのが第4394回で取り上げた空気自動車や第 4808回で取り上げた空気バイクです。こんなものができればこれらももっと現実的になり、実際に 実用化もできるのじゃないでしょうか。この記事の中で一緒に開発してくれる自動車会社を探したが断られたとあり ましたが、何とか実現させて鼻をあかせてやりましょう。
空 気エンジンの使い道は無限にありそうです。これが実現すれば本当に世の中は変わるでしょう。それが あんな若い女性が実現させてくれるかもしれないと思うと、何十年か何百年後か分かりませんが見てみたいもので す。
人類を救うジャンヌダルクですね!