団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★中国に「身売り」されるジャパンディスプレイ

2020年01月06日 | 日本的経営の崩壊

  日本の経済界の平和ボケは止まるところを知らないようです。習の国賓招待で気が済まないのか、ジャパンディスプレイまでChinaに売り飛ばそうとしているようです。
  やはり、国家観も歴史観も無い政・官・財には、Chinaの恐ろしさが何にも見えてないのでしょうか。それとも儲けのためなら何でもやるということでしょうか。何だか売国奴達が日本の舵をとっているようです。

  何時もの田村秀男さんが怒りを込めて書いてくれています。

  これもアメリカの怒りを買うのじゃないでしょうか。アメリカが何をしようとしているかを本当に理解していないようです。日本の経営者たちがここまでボケているとは信じ難いものがありますが、やっていることを見ているとそうとしか思えません。
  やはり、日本は金の亡者の産業界によって消滅させられるのじゃないでしょうか。何とも情けない。


★関電問題の裏にも在日

2020年01月06日 | 北朝鮮・チュチェ思想

  水島さんとの新春対談で、高山さんが習の国賓招待以外に心配していることがあると関電問題で衝撃の暴露をしてくれています。

 高山さんが心配しているのは関電は同和問題と言われているが、ここにも在日が蠢いていることだそうです。北海道も沖縄もチュ チェ思想ですから日本の敵はやはり朝鮮半島と考えた方が良いかも。もちろんそれにChinaも加わります。

  日本人はヤクザも在日に乗っ取られたようにどんな組織も日本人の優しさと甘さがあるのじゃないでしょうか。流石日本人です。

  関電問題は、50分過ぎから

【令和2年 新春特別対談】髙山正之氏に聞く[桜R2/1/2]


  やはり日本は特亜3国との国交断絶するしか無いでしょう。日本嫌いの人達は本国にかえって貰うしか日本の再生は有り得ないでしょう。


★ルイビュトンも香港から撤退へ

2020年01月06日 | 中国

  香港はデモが終息したとしても立ち直れるのでしょうか。習が一国二制度を認めればその可能性もあるかもしれませんが、面子もあるので今更認めるとは思えない。やはりデモを鎮圧しようとするでしょう。
  となると、やはり香港は寂れるしかないのかもしれません。金に聡い商売人はどんどん逃げ出しているようです。

  宮崎さんが現状を報告してくれています。ルイビュトンって香港に8店舗もあったのだそうです。その旗艦店を閉鎖するのだが、従業員は大陸へ移動する人もいるそうです。ということは、これでもまだChinaから撤退しないということですね。やはり金の亡者のようです。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和弐年(2020)1月4旦(土曜日) 通巻6329号   

 ルイビュトンも香港から撤退へ。プラダに続く売り上げ不振
  撤退後、家賃が45%下がったが、

 テナント申し込みはゼロという惨状

 ルイビュトンの親会社LVMHは、香港の旗艦店を畳む。
繁華街の銅鑼湾、タイムズスクエア店舗は目の前が民主派のデモの出発点でもあり、警 官隊との激突現場として、世界的に有名となった。
裏道には言論弾圧で中国共産党にオーナー、社長、社員合計五名が拉致された銅鑼湾書店もあっ た。現在も看板はそのまま、店舗は閉鎖され、入り口は施錠されたままである。

 七ヶ月続く香港の騒乱によってツアーが激減したが、有名ブランドは中国大陸からのツアー客 が半分以下となったため、どの店も閑古鳥が鳴いている。店員が手持ちぶさたで欠伸 をかみ殺し、デモが発生するとすぐにシャッターを下ろすというイタチごっこが続い てきた。

 ルイビュトンは2020年に香港國際空港にも9店舗目の開業をアナウンスしたばかりだが、 銅鑼湾の旗艦店を閉鎖するため、香港での店舗は七つになり、店員の一部は大陸の店 舗に移動させるという。

 最初に香港撤退を宣言したのは昨秋、ハンドバックの「プラダ」で、さらに売り上げが45%の 落ち込みを見せて撤退するのではないかと言われるのがグッチとエルサルバドル・フェルガモで ある。

 ブランド店舗がならぶのは最高級ホテル「ペニンシュラ」のアーケートからマカオへ行くフェ リー乗り場がある広東通り。
だが、十一月頃からこのショッピング街周辺がデモ、抗議集会の場所となって、買い物客が激減 している。

 元旦のデモで襲撃された香港上海銀行と、その子会社の恒生銀行のATMは、1月 4日現在修復されておらず、機能停止のままである。

 香港へ中国人ツアーに継いで買い物に熱狂していた日本人の観光客は香港から去った。JAL もANAも香港便を大幅に減便している。
 買い物天国は、さて何処に移るか?

  どうせなら一斉に台湾に移動すれば面白くなりそうです。香港はもぬけの空なんてことになれば痛快ですが、そうは簡単に行かないのでしょう。何と言っても人権より金の腹黒い世界ですから。


★IR汚職自民4人、維新1名の実名を読売が公開

2020年01月06日 | 政治の崩壊

  岩屋は当然として、下地ってのもKoreaへ行ったり擁護したりとおかしな奴と思ってま下がChinaにも籠絡されていたんですね。もらう奴はどこからでも貰うということのようです。

  読売新聞が、IR汚職の5人の名前を発表したようです。これがどんどん広がって軒並み逮捕者が出るなんてことになると売国奴の排除には良いですが、解散どころじゃなくなりそう。となると、これもChinaによる改正の阻止かも知れませんね。

  門田隆将さんがツイートしてくれています。

  さて、広がるのか、それとも有耶無耶で終るのか。どうせなら芋蔓式に全部逮捕してほしいものです。果たして何人出て来るでしょうか。もしかして9割位出たりして。ありそうですが、日本がおわりそうですね。


★米軍、イラン革命防衛隊司令官を空爆で殺害

2020年01月06日 | アメリカ

  珍しくトランプさんが決断したようです。と言うかトップを殺すのがトランプさんのやり方かもしれません。となると北もそのつもりなのでしょうか。金ちゃんもビビってるでしょうね。 

  イランの革命防衛隊司令官を空爆で殺害したそうです。金ちゃんも是非この手で殺って欲しいものですが居場所を掴むのが難しいのでしょうね。と言うか、いまごろは重体だったりして。  

  産経ニュースより    2020.1.3

  米 軍、イラン革命防衛隊司令官を空爆で殺害 報復行動は必至
 
 【ワシントン=黒瀬悦成】米国防総省は2日、イラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官を攻撃し殺害したと発表 した。同省は詳細を明らかにしていないが、ロイター通信は、イラクのバグダッドの国際空港で3日未明、ソレイマニ氏らが乗った車 列が空爆され、同氏やイラクの民兵組織幹部らが死亡したとしている。

 国防総省報道官は声明で、攻撃はトランプ大統領の命令で実行されたとし、「外国の米要員を守るための果断かつ防衛的な措置だ」 としている。

 ソレイマニ氏は、イスラム教シーア派武装組織の支援などを含むイランの対外工作を統括してきた重要人物。米国が同氏を殺害した ことで、イランが報復行動に出るのは必至とみられ、中東情勢が緊迫化する恐れが強まってきた。

 国防総省はソレイマニ氏とコッズ部隊について「何百人もの米軍と多国籍軍の兵士を殺害し、数千人を負傷させた」と指摘。米民間 人1人が死亡し米兵4人が負傷した、昨年12月27日のイラク北部キルクーク近くの基地に対するロケット弾攻撃を含め、過去数カ 月間のイラク国内での多国籍軍の基地に対する攻撃を首謀してきたと非難した。

 12月末のバグダッドの米大使館襲撃もソレイマニ氏が命令したとしている。

 今回の空爆の狙いについて国防総省は「イランによるさらなる攻撃を抑止するため」とし、「米国は、世界のあらゆる場所で米国民 と米権益を守るため、全ての必要な阻止を講じていく」と強調した。

 米国務省はコッズ部隊を「外国テロ組織」に指定している。

  それにしても、アメリカ軍は怖いですね。敵の動向は殆ど掴んでいるということでしょうか。やっぱり金ちゃんは怖いでしょうね。


★誰でも上手な和歌が詠める超簡単な方法とは

2020年01月06日 | 誇れる日本

  どうせ今更和歌を詠むなんてできないと諦めていましたが、ねずさんの今回のタイトルを見て、もしかしたらと読んでみました。
  ところが、やはり甘くはないようです。何と、「本歌取り」のすすめです。成るほどそういう方法があったのかと思ったものの「本歌」さえ知らない無教養の身ではどうにもならないようです。やはり身の丈に会わぬ考えだったようです。

  ご丁寧に、ねずさんは諦めた場合のも福沢諭吉の言葉を用意してくれています。素直にそれに従います。

  何時ものように全文をリンク元で読んでください。


  ねずさんのひとりごとより    2019 年 12月27日

  誰でも上手な和歌が詠める超簡単な方法とは

  ・・・略
  これらの学問をするに、いずれも西洋の翻訳書を取り調べ、たいていのことは日本の仮名にて用を便じ、あるいは年少にして文才ある者へは横文字をも読ませ、一科一学も実事を押え、その事につきその物に従い、近く物事の道理を求めて今日の用を達すべきなり。
右は人間普通の実学にて、人たる者は貴賤上下の区別なく、みなことごとくたしなむべき心得なれば、この心得ありて後に、士農工商おのおのその分を尽くし、銘々の家業を営み、身も独立し、家も独立し、天下国家も独立すべきなり。

 学問をするには分限を知ること肝要なり。 

  
  やはり、分相応に生きましょう。


★Korea過去57年で初めて日本に負けた成長率

2020年01月06日 | 韓国

  Koreaが57年振りに経済成長率で日本に負けたのだそうです。と言うか日本がそんなに長い間負けていたとは知りませんでした。その成長率も日本が助けた面もかなりあるのじゃないでしょうか。

  いずれにしても、もう崩壊して北と一緒になろうかという時に成長率なんかどうでも良さそうですが、やはり日本にだけは負けたくないのでしょう。

  朝鮮日報日本語版より      2019/12/31

 【社説】過去57年で初めて日本に負けた成長率、OECDでビリになった韓国経済

 米ニューヨーク株式市場では先週、株価が再び過去最高値を更新した。アップル、アマゾンなど新技術を持つ企業がイノベーションの力で成長エネルギーを創出し、それをトランプ政権が減税と親企業政策で後押ししたおかげだ。一方、韓国は物価上昇を反映する名目経済成長率が今年は1.4%にとどまり、経済協力開発機構(OECD)加盟36カ国で34位にとどまる見通しだという。2017年の16位から18ランクも交代し、過去57年で初めて日本(1.6%)にも抜かれた。

 これまで韓国経済は悪材料に直面してもすぐに反発する復元力を誇ってきた。オイルショック当時の1980年に1.7%に落ち込んだ成長率は翌年7.2%を記録。通貨危機当時の98年にはマイナス5.5%まで低下したが、翌年には11.5%の成長を達成した。世界的な金融危機の際にも0.8%から6.8%へと急反発した。しかし、現政権が発足して以降は通貨危機のような突発的事態がないにもかかわらず、経済の不振が続いている。政府は米中貿易戦争のせいにするが、他国は同じ影響を受けながらもよく持ちこたえている。米国だけでなく、欧州、日本の株式市場は好調で、デモに直面している香港の株価も年初来12%上昇した。これに対し、韓国の総合株価指数(KOSPI)の上昇率は3.6%にとどまり、86カ国中で58位だ。

 一連の反企業・反市場政策は企業の意欲をそぎ、経済の活力を失わせている。政府は企業ではなく、全国民主労働組合総連盟(民主労総)と同じ船に乗った。世界で最も厳しい環境・安全規制が加わり、企業の代表理事(代表取締役)になった瞬間に2200項目もの刑事処罰法規の対象になる。国民年金までもが経営に干渉すると宣言し、怖いものがない強硬労組は企業の理事会(取締役会)の掌握を試みている。「韓国経済が社会主義化している」という言葉が現実化し、多くの企業が生産拠点を海外に移転したり、移転する準備を進めたりしている。韓国に投資しようとしていたグローバル企業は他国に投資先を変えている。経済団体トップは新年のあいさつで「企業が政治に足を引っ張られた」「再起するのか、沈むのかの岐路に立っている」などと訴えた。それでも何の反応もないことだろう。

  文ちゃんとあの最悪の労働組合が仲間なのですから企業が成長するのは難しいでしょうね。と言うより、文ちゃんが次から次へと企業の足を引っ張っているのですから仕方ないでしょう。
  何と言っても、文ちゃんはKorea経済を停滞させて北との統一をやり易くするのが目的のようですからKorea経済がこれ以上良くなることは文ちゃん政権の間は有り得ないということでしょう。

  やはり、自分達で選んだ大統領を信じましょう。


★団塊の世代が死に絶え日本は変わる

2020年01月06日 | 日本再生

  戦前を全く知らない団塊の世代に自虐史観や個人主義を教え込んだGHQや戦後利得者達の目論見が大成功して日本は完全に劣化しました。
  このまま滅びるのも時間の問題だった時、インターネットによって信実を知るものが少しずつ増えてきたことでもしかしたら消滅せずに蘇るかも知れない可能性が出てきたのじゃないでしょうか。

  宮崎さんが、そんな団塊の世代が死に絶えた後何がおきるだろうかと書いてくれています。振り子と同じように行き過ぎたリベラルやグローバリズムのおかしさに気が付いた世界が、まともに戻るのじゃないでしょうか。
  それが、トランプさんの出現でありブレグジットなのでしょう。この動きに遅れているのが日本ですが、これも、あの嫌われ物の我々団塊の世代が死に絶えた頃には再生されるのじゃないでしょうか。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より    令和弐年(2010)正月元旦(水曜日) 通巻6325号  

  ◎年頭随筆

  少子高齢化社会に必要なのは「看取り」
   団塊の世代がいなくなり、日本は無思想の曠野に突き進むのか
 
 『第三のチンパンジー』など旺盛な著作で知られるジャレド・ダイアモンドが、「人口減少は日本復活のチャンスだ」と述べている (『週刊文春』2020年1月2日・9日合併号)。
 日本の主流の議論の正反対だから驚く読者が多いかも知れないが、筆者はむしろ賛成で、以前から述べてきた考えに近い。
なぜなら日本はむしろ人口が多すぎるのである。

 狭い国土に一億二千万人が暮らせば住居がウサギ小屋になるのも当然であり、生活空間に余裕がなくなる。
 ダイアモンドは、第一に人口八千万人が適当としてドイツと同数になり、輸入する資源が減って資源小国という強迫観念が希釈にな ること、第二に女性の雇用のチャンスが拡がり、第三に雇用高齢化が定着する。第四に外国人労働者をそれほど受け入れないという選 択肢が日本にもたらされる。ゆえに日本にとって人口減少は逆にチャンスだとする。

 とはいうものの、近未来の日本社会は「 超高齢社会」から「多死社会」に移行する。すでに出生者より死者が上回り、人口動態は少子高齢化と同時に大量の死がやってくる時代となる。団塊の世代が終 活期に突入したからだ。

 現在進行形の少子高齢化社会で、介護保険が確立された上、介護士が大量に養成された。そのうえで、「終末ケア」の必要が説かれて いる。各地にケアセンターが次々と生まれ、雑誌は相続の特集を出したりしている。

 驚くなかれ伝統的な大家族制が消滅し、介護が日本国家の「基幹産業」となった。
 ものつくり、匠の日本が基幹産業を変貌させたのだ。日本経済の絶頂期には考えも及ばなかった、退嬰的な社会に変貌した。

 人は人生の満足度を抱きながら安らかに眠るのが理想である。戦後の死生観は戦前までの伝統的なそれから転倒し、生きることだけ が尊重される、不思議な価値観に蔽われている。生命尊重だけでよいのか、と絶叫して三島由紀夫は自決した。

 ▲「看取り社会」は目の前にきた

 今後の日本では「看取り」が重視される社会となり、「看取り士」が増えるだろう。
 人口動態から推測できることは2015年に毎年150万人、2040年には年間180万人が死ぬ一方で、出生数は2018年に 86万人強と、少数核家族化、しかも高齢単身世帯が600万、このうち400万が女性の単身世帯となり、介護認定は2018年に 644万人、これを180万人の介護士が支えている。
 2025年には253万人の介護士が必要だが、38万人が不足することになるだろうとするシミュレーションが存在する(後述藤 和彦論文)。

 このような後ろ向きの社会が到来するにあたり、考えるべきは家族制度、冠婚葬祭の在り方、死生観の是正、日本の伝統的哲学の再 構築ではないのか。

 戦後の日本では、GHQの占領政策の影響が大きく、価値観の転倒がおこり、家族制度がGHQによって破壊された。結婚の伝統も 欧米的な、即物的な儀式に変質し、日本的良さは喪失された。
 死生観の激変によって、死=無という考え方が拡がった。仏教への帰依が希釈化したからだろうが、「死は無」という誤解だらけの ニヒリズムが蔓延し、人生をいかに活きるかが説かれても、如何に死ぬかは無視されがちだった。
 他方、安楽死をもとめてスイスへわたる日本人が静かに増えている。スイスでは安楽死が合法化されているからだ。

 「人生において何が本質的に重要なのか、いまの仕事が何かに貢献しているのか」という思考が見失われ、ある種達成感や人生の満足 感をもって死を迎えるという人間が少なくなった。
無駄な人生だったとみる、人生に意義を認めない欧州人が増えた。戦後の実存主義などが好例だが、AIはケアの代替にはなり得ず、 看取りが必要なのである。

 ▲縄文時代から日本人には輪廻転生を信じていた

 縄文時代の 遺跡の住居跡を調べると、入り口に甕が埋められている事例が多いという。この甕は逆さにされ、 底には小さな穴が開けられており、乳幼児や死産児の遺体が納められていた。

 死産児の遺骨を玄関の床下や女性用トイレの脇などに埋める風習がごく最近まで日本で見られていた。「死んだ子供が少しでも早く 生まれ変わってくることを願って、遺骸を女性が頻繁に跨ぐところに埋めた」(竹倉史人『輪廻転生』、講談社、2015年)

  遺体を埋める前に墓の中に魔除けと「生まれ変わり」を促すとされるベンガラ(酸化鉄) という赤い粉をまいたりしていた(簗瀬均「魂のゆくえ」秋田魁新報社)

 また初期の聖書には生まれ変わりの記述が多数存在していた。こうした輪廻転生の思想が、現代に甦る。

 この問題に正面から取り組んだ論文は「多死社会における産業振興のあり方に関する一試案」、藤和彦(経済産業研究所) である(RIETI  Policy Discussion Paper Series・ 2019 年 12 月)

 その概要の重要箇所を下記に簡潔に掲げる。
 「生まれ変わり」の観念の起源は古い。インドでは少なくとも過去4000年にわたって宗教的、哲学的発達の最大の源泉の一つに なってきた。人類の精神史の中で輪廻や復活といった「生まれ変わり」の観念が繰り返し生じており、客観的な事実か単なる妄想なの かどうかは別にして、繰り返し出現してくるだけの心理的 な必然性があったことだけは間違いない。

  2006年から2008年にかけてギャラップ社が143か国を対象として行った宗教 に関する国際調査では、日本は世界で8番目に宗教を重視しない国としてランクされてい るが、生まれ変わりを信じている日本人はなんと43%に達したのである。内訳を見てみ ると、高齢者よりも若年層、男性よりも女性の方が「信じている」比率は高い。生まれ変わりの主張はあらゆる時代を通じて世界のほぼ全域で発生している。
「生まれ変わり」の死生観は世界中の民俗文化において見られるが、前世の記憶を持って いると称する者の逸話がもとになって発生した可能性がある。

 ▲輪廻転生という考え方が甦る時代

 「生まれ変わり」を認めていた西洋古代思想  古代のエジプト人が「あの世とこの世との間に大きな隔たりはない」と考えていたよう に、太古から私たちは死と死後のことを意識してきた。
西洋哲学の出発点と言われるギリシャでは、「生まれ変わり」の観念はオルフェウス教(密儀宗教の一種)から始まったとされ、哲学 においても魂や形而上的世界の実在が想定されていた。

 古代ギリシャの数学者として知られるピタゴラスは前世の記憶を持ち、「不滅の霊魂」 「霊魂の輪廻転生」「修養による霊魂の浄化」を弟子たちに唱えていた。
 「魂の不死を信じて平然と死ぬことができる心の訓練が哲学の使命である」と弟子たち に教えていたソクラテスにとって、自らの死は永遠の生、人間の魂の永続性を象徴するも のであった。

  ピタゴラスの世界観を継承したプラトンも、著書「パイドン」「国家」などの中で「死者の魂は一定期間を過ぎると生まれ変わる」と主張している。
  古代ギリシャ思想においては、死によって霊魂と肉体は分離し、前者は不滅とされてい た。
例外はソクラテスと問答を行った当時のソフィスト(知恵ある者)たちだった。彼らは現代人のような唯物論的な考え方を有していた ( 樫尾直樹他「人間に魂はあるのか?」国書刊行会、2013年。以上引用止め)

 輪廻転生と言えば、三島由紀夫の最後の四部作の主要テーマである。
 『春の雪』の松枝清顕は『奔馬』で飯沼勳となり、『暁の寺』ではジンジャンン姫に転生していた(らしい)。最終巻の『天人五 衰』の安永透は、輪廻転生とは無縁だったことが示唆されている。

 嘗て筆者がローマ憂国忌での講演を依頼されたおり、イタリアの知識人達と懇談の機会があったが、三島『豊饒の海』への最大の関心 は輪廻転生だった。カソリックが強いイタリアのおいてすら、人生の模索の思想に、仏教的東洋的死生観が横たわるのである。
 かくして多死社会となる日本で、精神的安らぎの希求や看取るというシステムが、嘗ての大家族制という伝統に近付くことができる か、どうかが今後の論議になるだろう。

  残念ながら死んでしまった後なので日本の再生を目にすることはできませんが、きちんとした教育と信実を報道するマスメディアによって日本が再生することは間違い無いと信じましょう。

きっとそうなる!