あの腰砕けの反乱を起こしたプレゴジンが消されたようです。プーチンの勝利ということでしょう。
流石独裁の恐ろしさでしょうか。
宮崎さんが報告してくれています。これで何かが変わるとは思えませんが、何かの動きが起きるのでしょうか。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和五年(2023)8月24日(木曜日)弐 通巻第7879号
<速報>
かくしてプレゴジン(ワグネル傭兵部隊創設者)は消された
クレムリン宮殿の権力抗争はプーチンが勝った?
モスクワを飛び立ったプライベートジェット機は、サンクトペテルブルグへ向かおうとしていた。モスクワ北西部に墜落し、乗客乗員(推定~10名)が死亡した。乗客名簿にプレゴジンの名前があった。
ロシアのネットでは当局が「確認中」としているが、すでに多くのメディアはプレゴジンの死亡を伝えている。
8月22日に大統領令によってスロビキン(ロシア航空宇宙軍総司令官)が解任された。彼はプレゴジンと親しく、クーデター未遂事件に深く関与していたとされる。プレゴジンの墜落死は、司令官解任の翌日のことである。
どう考えても暗殺だろう。
プレゴジンの叛乱は6月23日に発生し、ワグネル部隊はウクライナ戦争の前衛司令部ビルを占拠し、モスクワへ進軍した。
途次、ルカシェンコ(ベラルーシ大統領)が電話で仲介し、「正義の行進」という作戦行動は中止となった。
その後、プレゴジンはサンクトペテルブルグに出現したり、ベラルーシ滞在説、あるいはニジュールへ派遣されたなどと多彩な未確認情報が飛び交った。
かくしてプーチンと対立してきたプレゴジン(ワグネル傭兵部隊創設者)は消され、 クレムリン宮殿の権力抗争はプーチンが勝った?
さて、プーチンはこれからどう動くのか。何かが動き出すのか。と言ってもプーチンにそんな力が残っているとは思えません。それでも何かが起きるのか。