大相撲初場所が始まっている。取組みの微妙な勝負判定には、ビデオが利用され、きっちりと皆が納得のいくスポーツとして定着している。忘れもしない、昭和44年三月場所2日目にそれまで45連勝を続けていた横綱・大鵬が微妙な判定で戸田に敗れた一番がきっかけとなり、翌場所から導入された。あれから、44年経過しても、日本で最もファンの多いプロ野球には、ホームラン判定しか利用されていない。数倍~数十倍も判定機会の多い、投球や各塁の判定になぜ使わないのか?問題が起こるごとによく叫ばれるが、一向に前進していかない。日本のきめ細かい技術運用ではそれほど難しくないことであるが、何故だかわからない。大リーグが採用してないから的な変な理由が頭に浮かぶのは、グローバルに自立していないこの国のまさに弱点だとも思う。