沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

茅(かや)打ちバンタ

2008-05-13 | やんばる4村(国頭・今帰仁・大宜見・東)
高さ70mの断崖、茅(かや)打ちバンタです。
バンタとは、沖縄の方言で崖。
茅打ちとは、茅の束を崖から投げこむと、強風で吹き上げられバラバラに飛び散ったことから、この名前がついたそうです。

最先端まで行ったら、ゲゲッ。
あるべき転落防止柵が、ないです。
これはもう、足がすくみます。
横風でも吹いたら、背筋がぞっとします。

前方には宜名真(ぎなま)の集落が見えます。
集落の耕作地は、辺戸(へど)にあったため、この険しい崖を登って行かなくてはならなかった。

茅打ちバンタのすぐ隣に、険しい切り立った崖道があります。
「もどる道」です。
以前にも紹介しました。
国頭村3もどる道 - 沖縄での一人暮らし

1912年、辺戸尋常小学校長に就任した27歳の当山正堅(とうやませいけん)。
道路を広げる計画を立案し、宜名真の人たちと難所の工事を行なった。
若くして、偉大な人だね。