夕方、余田さんの松ちゃんが自宅を出棺された。
4才で綾部に帰ってきた時から、ずっとうちの向かいには松ちゃんがおられた。タオルで汗を拭きながら、ガラスを切っておられた姿が印象に残っている。
幼なじみでもある父の選挙を最初から最後まで、一生懸命応援して下さった。
僕の選挙も一生懸命応援していただき、ずっと心配していただいていた。
一緒に、四方眞人さんから手品を習っていた時期もあった。手品の練習の後は、缶ビールを飲みながら、楽しいひと時を過ごしていた。
『並松史』を製作した際には、並松の昔の話をたくさん聞かせていただいた。
毎年の新年互礼会では、荻野昭さんと二人でお祝いの謡をされた。並松の元旦の風物詩だった。
うちの向かいに松ちゃんがおられなくなったということが、全く信じられない。ひょこっと駐車場から出てこられるような、そんな気がしてならない。
今日はお通夜だった。明日は最後のお別れとなる。