2日目。朝、出発前にホテルの周りを歩いてみた。信号機が車優先なのか、歩行者はなかなか道路が渡れない。バス停に“綾鷹”の宣伝があった。
最初は、自治体国際化協会(クレア)シンガポール事務所を訪問。シンガポールの政治・経済について、レクチャーを受けた。
シンガポールは法人税の優遇、相続税・贈与税なしなど、企業や富裕層には様々な恩典があることがよく分かった。
続いて、バイオポリスという医薬・化学などの研究拠点にあり理化学研究所の所長さんから話を聴いた。
シンガポールでは、小学4年生で一斉試験があり、その成績で将来、大学に行けるかどうかなど、ほとんど人生が決まってしまうそうだ。
お金持ちの外国人を招くのには熱心だが、もともとのシンガポール人はだんだん疲れてきているという新聞記事を紹介していただいた。
「国民の多くは、もっとゆっくりした人生(生活)を望んでいる」という見出しがあった。
日本の大学で海外に研修室を持つのは先駆的なことらしい。
経費もかかるが、世界での大学ランキングを上げていくためにも、早稲田は先行投資をしているようだ。日本を代表する私学として、ぜひ頑張ってほしい。
バイオポリスにある高いビルから周りを見渡した。
たくさんの建築中の建物、港には多くのクレーンがあり、活況を感じた。
少し早く視察が終了したので、“マーライオン”を見学した。“世界三大ガッカリ”と言われているが、先入観もあったのか、そんなにガッカリはしなかった。