視察5日目。クアラルンプールは朝から雨。でも、すぐに上がる。
マレーシア政府がIT企業を集めている新都市《サイバージャヤ》と首相府など政府機能が移転している《プトラジャヤ》を視察した。
規模がものすごく大きい。《サイバージャヤ》にはNTTもデータセンターなどの拠点を置いている。
マルチメディア大学もこの中にあって、バスの中に案内の方に乗ってもらって見学した。
《プトラジャヤ》はマハティール首相が周囲の反対を押し切って進めた“首都移転事業”。政府機能は経産省、国防省、公共事業省を除いて、すでにクアラルンプールからここに移っている。
最初は反対もあったそうだが、結果的にはクアラルンプールが手狭となり、土地を有効に活用できるので、良いのではないかという評価をされる方もあった。
人造湖に浮かべてある船の中で、説明と歓迎昼食会があった。
船の上から、首相府やモスク、州の王様の屋敷など、新都の様子もよく分かった。
船から降りて、帰りにはモスクも見学した。イスラム教の寺院には初めて入った。
クアラルンプールに戻り、夕方にはJETROクアラルンプール事務所の池下所長の話を聴いた。
マレーシアの政治状況や選挙結果の分析なども聴かせていただき、興味深かった。