午前10時から、自民党府議団農林水産部会の勉強会。冒頭で、森林環境税条例についての素案を出し、説明をさせていただいた。
その後、アトリエボンドの戸村聡里くんを講師に迎えて、京都府内産材がなぜ使いにくいのか?使われていないのか?という点について、意見を聴かせてもらった。
これまで、森林組合や木材組合という川上、川中の方々との懇談の機会はあったが、川下のすそ野は広く、いろいろな考え方があるので、これからもいろんな方の話を聞いていきたいと思っている。
我々の研究主眼は、「どうやったらたくさんの木が山から伐り出せて、活用ができるかを考える」という点にある。
宮崎の都城木材という会社は、4種類の乾燥(天然、中温、高温、除湿)を使い分けて、質の高い材を作りだしておられるということなど、宮崎県がずいぶん先進地であることがよく分かった。
我々は、宮崎の真似をすぐにはできないので、京都材の乾燥を宮崎に出しながら、徐々にこちらの技術力を高めていくことが必要ではないかと感じた。
他の府議さん方も、興味を持って聞いていただき、良い勉強会になった。
午後は、決算特別委員会の商工観光労働部の書面審査。
京都北部産業技術支援センター・綾部と丹後のセンターの連携や京都工芸繊維大学との連携などについての要望と、最低賃金が都道府県一本であるというのはおかしいという議論をした。
最低賃金の問題は「総括質疑」でも取り上げようかと考えている。
夜は綾部に戻り、私市自治会の役員さんと災害復旧についての懇談。高倉武夫議長と共に、様々な意見や要望を聞かせていただいた。