昨夜は京都に泊まり、今日は朝から東京へ。自民党府議団の土地改良議連(近藤永太郎会長)で予算要望に行った。
土地改良事業は現在、綾部市内でも物部の早間池や綾部用水の長寿命化計画など取り組んでおり、予算確保は重大な問題だ。
農業の中山間地直接支払制度や多面的機能支払制度もこの予算で行われている。
京都府のような中山間地を多く抱えるところではこういった予算で基盤整備をしながら農地を維持していかなければならない。
民主党政権時代、土地改良予算は小沢一郎に目の敵にされて激減させられた。
それを自民党政権になり、少しずつ元に戻そうと努力しており、来年度はシーリングを大幅に超える1000億円増(30%増)の概算要求をしてもらっている。
午前中には議連役員が全国土地改良連合会の二階俊博会長を訪ねて、予算増の要望をし、午後からは我々も合流して、農水省や国会議員を回った。
農林水産省農村振興局の課長補佐らとの意見交換会では予算増の要望と共に、私からは農業用水が原因の内水問題について、移動式ポンプへの補助新設など制度拡充も要望した。
「そういう視点はなかったので、今後検討したい」という答弁だった。
農水省からは来年度、「農業基盤整備促進事業」や「農地耕作条件改善事業」の拡充を概算要求していることを教えてもらった。
農業法人等が行う畦畔除去による田畑の区画拡大等の整備に、区画拡大で10万円/10a、暗渠排水に15万円/10aなどの定額助成ができたり、農作業道や用排水路整備、土壌改良、農地造成、侵入防止柵、これらの計画策定にも2分の1の助成がされたりする制度に拡充されるそうだ。
予算が通れば、のことではあるが…。
党本部には谷垣禎一幹事長を訪ね、議員会館は2班に分かれて、私は西田昌司参議院議員、伊吹文明衆議院議員などを訪ねた。お二人とも在室されていた。
来年度の予算獲得に向け、有意義な要望活動だったと思う。