晩秋の日曜日。雨が降ったり止んだりの天候の下、各地で様々なイベントが開催された。
朝9時からは、認定NPO法人あやべ福祉フロンティアのボランティア・職員研修会に出席。
白波瀬康夫運転部長の指差呼称、曽根庸行理事長の挨拶の後、約25分、副理事長として、フロンティアの歩みや目指すべき方向について、お話させていただいた。
フロンティアの原動力は「喜ばれる喜び」。それが人を動かす原動力でもある。
フロンティアの福祉有償運送は年間4万5千回の活動回数を誇る。これは全国一の規模だと自負している。
京都府の「地域創生計画」にも福祉有償運送のこれから5年間の活動回数の目標は累計60万回となっており、1年にすると12万回、その3分の1以上をフロンティアが担っていることになる。
「喜ばれる喜び」を綾部市役所にも、京都府庁にも広げることができれば、日本の未来は明るくなる。お金をかけなくても様々なサービスが動き始める。
フロンティアの皆さんにはそのお手本として、事故や健康にご留意いただき、ますますのご活躍を!とお願いした。
続いて10時から、安国寺もみじ祭の開会式へ。
安国寺と言えば、子どもの頃、アニメ一休さんのお寺はここだと思っていた。大人になって、綾部の安国寺と一休さんの関わりはないということは分かったが、アニメの安国寺の雰囲気は綾部の安国寺とよく似ている。
来賓挨拶の中でその話をして、後でネットで調べてみたら、綾部の安国寺を参考にアニメのお寺は作られたということを書いている人がいた。今から30年程前に綾部の安国寺でお寺の人から聞いたと書いておられる。
アニメ一休さんは中国でも放映されていたし、それを宣伝すれば、安国寺にもっとたくさんの人が来られるのではないだろうか?
安国寺は足利尊氏生誕の寺としても有名だが、尊氏の母清子が安産を祈ったと伝えられる地蔵菩薩も今日はお堂の中で拝むことができた。
安国寺でうどんを食べ、次は黒谷のもみじ祭に。こちらは平家の落人が始めたと伝えられる黒谷和紙が伝統工芸として有名だ。かやくごはんや赤飯、クッキーなどを購入した。
すでに他府県ナンバーの車も多かったが、両方のもみじ祭は、もっともっと外部にアピールしたいお祭りだ。
帰りにお餅を売っておられたので購入した。和紙の原料になる「コウゾ」で作ったお餅とお茶があった。少し粘りがあって、おもしろい味がした。黒谷和紙と共にコウゾ茶とコウゾ餅も名物にできないだろうか?
ネットで調べるとコウゾは漢方薬としては、「高血圧の予防、動脈硬化の予防、利尿、滋養強壮、疲労回復」に効果があるようだ。
14時からは、今枝宗昭先生の喜寿祝い茶会に招かれて、中神宮寺の茶室に伺った。濃茶と薄茶を両方ごちそうになった。
正客の位置に座ったものの、作法は怪しいものだったが、隣りにアトム電器の四方善朗社長に座っていただき、丁寧に教えていただいたので、なんとか過ごすことができた。四方社長は宗善という茶名を持っておられるそうだ。