四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

児童相談所による「誤認保護」を質問

2024年12月09日 | 京都府議会

日㈪朝から電車で京都へ。11時45分から文化力と価値創造に関する特別委員会の正副委員長会に出席。12時半から議員団会議。

 午後本会議で一般質問。トップバッターで登壇した。質問は、児童相談所による「誤認保護」について。

 質問の要旨は下記の通り。

 平成30年の福知山児童相談所における誤認保護は、裁判所の調査で虐待の事実が認められず、一時保護から8か月後に児童が両親の元に戻るという事態になったが、児童相談所による一時保護に関し、次の諸点について、知事の所見を伺いたい。

(1)保護者等が一時保護された子どもと面会する権利を保障することは、子どもの安全を守るためにも必要と考えるが、現在、一時保護から保護者と子どもが面会できるまでにどのくらいの日数がかかるのか。また、今後、保護された子どもとの面会を求める保護者等に対して、どのように対応するのか。

 

【知事答弁要旨】

 一時保護は、子どもにとっては養育環境の変化により、精神的にも大きな不安を伴うとともに、親子分離が長期化すれば親子関係の再構築に課題を残す可能性もございますことから、


・援助方針の決定を慎重かつ速やかに行い、一時保護の期間を必要最小限とする
・保護者との面会通信制限は、こどもの安全の確保が図られ、かつ、一時保護の目的が達成できるまでの必要最小限とする

など、子どもへの影響に十分に配慮する必要がございます。

 京都府の児童相談所において一時保護した子どものうち、保護解除後に保護者のもとに帰宅した子どもの一時保護日数は、令和5年度で平均20.4日となっておりますが、保護解除後に児童養護施設等に入所する場合も含め、引き続き、子どもへの影響が最小限となるよう努めてまいりたいと考えております。

 京都府といたしましては、一時保護中においても子どもの権利を守ることとしており、

・これまでから、仮に面会制限を行う場合でも、子どもと保護者に対し、やむを得ず制限を行う理由を十分に説明し、理解を得るよう努めますとともに、
・国の制度改正に先行して、令和5年度から、児童相談所から独立した「意見表明等支援員」を配置し、子どもの意見を勘案して児童相談所との連絡調整が行える仕組みを構築してきた

ところでございます。

 今後は、「意見表明等支援員」と子どもが接する機会を増やすなど、継続的な信頼関係の中で、より意見表明しやすい環境づくりを進め、こどもの人権に配慮した一時保護の運用に努めてまいりたいと考えております。

 

 今回の質問はこれ1点に絞り、他にも健康福祉部長から答弁があったが、答弁に納得いかない部分もあり、初めて「再質問」も行った。

 健康福祉部長とのやり取りは改めてご報告いたしますが、詳しくは京都府議会HPから録画放送でもご覧いただけます。

 1年間は視聴できますので、ぜひご覧ください。議事録は数ヶ月後に公開され、こちらは永久に保存・公開されます。

 

 日韓議員連盟(渡辺邦子会長)の総会および懇親会を天壇にて。

 韓国駐大阪総領事や韓国民団の議長などもお招きして開催された。韓国での戒厳令事件のことは皆さん心配しておられたが、今夏の京都国際高校の甲子園優勝の話題は盛り上がっていた。

 京都泊。


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