21日㈯、朝刊には「北陸新幹線 来年度の着工断念」の見出し。昨日の与党PTの会合で「年内にルートを絞り込むことをしない」と決まり、来年度の着工は難しくなったということだった。
京都府が懸念している問題、特に自然破壊や水の問題は、今の「科学」では説明できない。「トンネルは掘ってみないと分からない」というのが現在の「科学」では定説となっており、そこが「技術(人間)の限界」だ。
米原ルートを否定する際に言われる「JR東海、JR西日本、福井県、滋賀県の合意」というのは「自然」や「神仏」相手ではなく、「人間」を相手にすることであって、「自然」や「神仏」を相手にするのとは「不可能」の意味が全く違う。逆説的に言うと「人間」の領域に属するところまでは「不可能」だと断言することも「不可能」である。
「神や仏の存在」は科学的に証明することも、否定することもできない。「非科学的な懸念を科学的に説明する」という言葉は「神や仏が存在しないことを証明する」という意味であって、それは無理な話だ。
それゆえ、北陸新幹線を前に進めるのだとすれば、「ルート再考」しかないのは明白であり、来年には新しいPTによって、その議論が始まることになるのではないだろうか?
一昨日、12月議会が閉会し、昨日、山城広域振興局の監査を終えたので、今日から年末の挨拶回りを再開した。9時過ぎから、酒井裕史市議と共に八田方面を回った。
毎年の豪華なクリスマス飾りを見せてもらったり、近況をお聴きしたりしながら回った。土曜日だったからか、日ごろは出会えない方と出会えたりもして良かった。
午後は中上林、奥上林へ渡辺弘造市議と共に。上林はやはり広い。
綾部から転出されるというお話もお聞きし、さびしいながらも最後にお目にかかれて良かったと思った。優しい笑顔と楽しかった思い出をいつまでも胸に刻む。
上林でも雪はまだほとんどなかったが、さすがに市志まで行くと少し積もっていた。
奥上林の老富町小唐内は市志より雪が多かった。
17時半からは井倉イルミネーションの点灯式に出席。今年も井倉町西門の田んぼに美しいイルミネーションが点灯された。井倉町自治会、井倉町商工繁栄会、日東精工等のご支援と協力で毎年、時間とお金、労力をかけて実施しておられる。
点灯、来賓挨拶をさせていただいた後は恒例の音楽コンサート。今年は人数も増えてこちらも豪華になっていた。
コンサートの後は抽選会もあり、終わった後は公会堂で綾部市の岩本正信副市長や綾部商工会議所の材木正己会頭などの来賓の皆さんと自治会、商工繁栄会の役員の皆さんと懇談。
日東精工の会長でもある材木会頭が「社長が3倍働くより、従業員が2%効率を上げてもらう方がよっぽど利益につながる。全体をどう動かすかが重要」というお話をされて、これは「まちづくり」にも通じることだと思った。
井倉町は綾部駅の北口に位置し、これからの綾部市の発展にとって重要な場所であり、地域の住民と企業の皆さんの「共助」の象徴としてのイルミネーションが今年も輝いたことに感謝申し上げます。