17日㈯、9時から綾部バラ園10周年の式典に出席。
市民の皆さんの力で素晴らしい「憩いの場」に育っており、頭の下がる思いだ。これもまた綾部の「ソーシャルキャピタル」の一つであろう。
綾部商工会議所70周年記念事業として、バラ園に展望台が設置された。上から観ると全体がよく見え、春にはさらにバラが茂って、良い景色が見えるだろう。
その後、日東精工アリーナに行き、空手の学空館あやべ・昇級審査会に綾部市空手道連盟会長として出席し、挨拶させていただいた。
しばらく見学した後、グンゼスクウェアに戻り、原田商店がオープンされた「宗右衛門カフェ」でコーヒーとプリンをいただき、綾部バラ会の皆さん方としばしの懇談。
その後、綾部ミニ盆栽展を見学。ご案内のハガキをいただいた瀬崎祐次さんにご説明いただいた。
午後は事務所で仕事。夕方に来客。以前、一緒に事業をしていた仲間が、およそ5年ぶりに訪ねてきてくれて、その後のことや今のことなど、いろいろと話をした。
夜は、こちらも久しぶりに、地域通貨ゆーら企画の中心メンバーで懇談。
2002年に地域通貨ゆーらを発行する前に、NHK「エンデの遺言~根源からお金を問うこと」という番組を観て、大いに感銘を受けた。
番組の中で、ドイツの児童文学作家ミヒャエル・エンデは述べている。
「もう一度、貨幣を実際になされた仕事や物の実体に対応する価値として位置付けるべきだということです。そのためには現在の貨幣システムが問題で、何を変えなくてはならないかを皆が真剣に考えなければならない。この問題は、人類が、この惑星上で今後も生存できるかどうかを決める決定的な問いだと私は思っている。重要なポイントは、例えばパン屋でパンを買う購入代金としてのお金と株式取引所で扱われる資本としてのお金は、2つの全く異なった種類のお金であるという認識です。お金には幾つかの異なった機能が与えられ、それが矛盾して問題を起こしている」「現在の通貨は、全く違った機能を同時にもたされているのです。それが日々変動しながら世界をかけめぐり、生活や生産の場を混乱させているのです」
今、エンデの言葉やエンデが評価したシルビオ・ゲゼルの経済理論が必要とされていると感じる。