午後3時頃… あるバス停から“特徴のあるお爺さん”が乗ってきて、私の顔を直視しながらフリーパスを提示した。空いていた“助手席”に座り、そのまま終点の某駅に到着… そして、車内ミラーで降車客の確認をしている私の顔を、再びジッと見てから降りて行った… 実は、私の記憶では今回で3回目である。
1回目も、やはり同じ路線の同じバス停から某駅までだったのだが、その時は土曜日の朝8時頃だった。2回目は、1回目に遭遇した路線とはまったく違う… 重なるバス停が1つもない路線で、日曜日の朝9時半頃だった。1回目も2回目も、今回と同じように“助手席か背後席”に座り、降りる前に“私の顔をジッと見る”のである。
そのお爺さんは、体系的には普通で… 帽子をかぶっていて… 鼻の下の真っ白なヒゲが「エッヘン!」という感じで… 左右の目がとても大きく「ギョロリ!」という感じで… パッと見た瞬間の印象は、喜怒哀楽で言えば間違いなく“怒”だ。私の勝手なイメージで言うと“いつも乾布摩擦をやっている頑固で元気なお爺さん”である。
今回は、バスを降りる前に一度ジッと見ただけで、降りた後はバスの後方へ歩いて行った。前回は、バスを降りてから前方へ歩いて行ったのだが… その時、2度3度と足を止めて振り返っていたのである。う~む… 私が、知人の誰かに似ているのか? あるいは私に変な気があるとか? まさか… 本当は何か言いたいことがあるのに、ずっと我慢していて… いつか「喝~っ!」と怒鳴られたりして!? うん、心の準備だけはしておこう。