バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

隗より始めよ

2012年11月29日 17時48分56秒 | バス運転士

「先日も“○○営業所のバスだがやぁ~!”という苦情の電話がありました。1日からバスの後ろに名札を貼ってもらいますが、これからは苦情の電話も名指しで来ます。苦情をもらわないようにお願いします」というようなことを始業点呼で言われた。まぁ、そうだろうな…

この“ケツふだ(バスのお尻に付ける名札)”について、「他の(委託元の)営業所の運転士に名前を覚えられるから…」と言う運転士がいた。確かに… 「この松井はぁ~、いつも鈍臭い運転しやがってぇ~!」って言われるようになるかもしれないな。ハハハ…

また“街で見かけた変なバス運転士”というようなタイトルで、ネットに実名で「松井がバス停以外の場所で乗客を降ろしとった!」「松井が昼間なのにハイビームで走っとった!」「松井が信号待ちでアクビをしとった!」などの書き込みをされる可能性が… さらに、それがキッカケとなって“不測の事態”を招いたりして…

上の方からは「バス停から無理な発進などせずに、ゆっくり走ればいい。遅れたらお詫びすればいい」などと言われるだろうが… 各バス停に分刻みの時刻が決められている以上、気にするなと言われても無理な話で… 実際、2~3分遅れで睨み付けられることもあるんだし… これはもう、周囲からの苦情の前に“運転士にとって大変な苦痛”である。

ということで、上の方の人間もマイカーの後ろに“××バス会社△△部長 苦痛与ヱ太郎(仮名)”って、名札を貼ってみることをお勧めする。そうすれば、多少は人の気持ちが理解できるだろうに… もしもやってくれたら、私は後ろだけじゃなくて前にも右にも左にも名札を付けちゃうんだけどなぁ~!

それも「超低性能直列単細胞」「49歳、独身部族」「360度のヘソ曲がり」「××バス会社の粗大ごみ」などのキャッチフレーズ付きでね。ハハハ…