金曜日の夕方、前方の赤信号で止まっている車の列の後ろへゆっくりと接近中… 突然、右足の下あたりにガサガサッというかゴトゴトッというか… 軽い衝撃を感じた。
一瞬、私は「えっ!? まさか… バスが壊れた? 何か部品が外れたとか???」と思ったのだが… 次の瞬間、右ミラーに“バスの下から走り去る茶色っぽい子猫の姿”が映っていた。
「そうか… 私の死角から飛び込んで、運転席の下あたりでバスに当たったのか… でも、その走りを見る限り、身体に問題なさそうだから… 多分、大丈夫だろう」と思ったと同時に「やっぱり当たるかも!?」と思った。
実は、その4日前の月曜日… 僅か数分の間に、二度もバスの前を黒猫が横切ったことがあり… 「マイナス×マイナス=プラスに違いない!」と思って、“今なら10億円!”のサッカーくじを5口も買ったのだ。
そして昨日、サッカーの土曜日の結果を調べていたのだが、私が探している試合の組み合わせが見つからず… その10億円くじの対象は“来週末の試合”であることを知ったのである。
「なんだぁ~ 来週末では“せっかくの黒猫パワー”が消えてしまうではないか!」と思ったアホな私は、久しぶりに馬券を買いに競馬場へ行った。今日は昼出勤にもかかわらず、朝5時半に起きて支度して… 7時半過ぎには駐車場に入っていた。
20~30分ほど車中でスポーツ新聞の競馬欄を読んで「やっぱり黒猫パワーは2枠(黒)だな」などと考えた後、警備員のおじさんにトイレの場所を聞いて… その後、待合室のような空間で9時の開門まで待って、9時過ぎに馬券売り場がある建物の中へ入って行った。
すると、そこには飲食店のおば… 否、お姉さんたちの威勢の良い声が飛び交っていて、朝食を取っている人たちがチラホラ… 美味しそうな匂いが漂う中を、自分に「無駄なカロリーを取るんじゃない! 我慢、我慢!」と言い聞かせて馬券売り場の方へ…
サクサクとマークシートに記入して、サッサと馬券を買って駐車場へ戻り、9時半過ぎには営業所の駐車場に到着… それから車中で仮眠を取って、万全の体調で仕事に臨んだ。えっ? 馬券の結果はどうだったかって? ハハハ… そんなの書くまでもないでしょ。グスン…