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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

喋っている途中で…

2013年11月23日 18時35分31秒 | バス運転士

ある始発停で発車前の案内を開始… その時、前扉の外から「△△行きますか?」と聞かれて、「はい、行きますよ」と答えただけで… 自分がどこまで喋ったのか分からなくなってしまい、「もう発車時刻も迫っていることだし…」と思って、そのまま案内を打ち切って発車することがある。

また、某駅(始発停)で十数名が乗り、その中に一組の母子がいた。そして、子供は助手席に座り、お母さんは背後席に座った。私が発車前の案内を開始すると同時に、その母子がやや大きな声で会話を始めてしまった。

私は母子の会話を聞こうと思ったわけでも何でもなかったのだが、なぜか耳に入ってきてしまい… 自分の声と母子の声が頭の中でゴチャゴチャになって、自分が何を喋っているのか、どこまで喋ったのか分からなくなってしまった…

さらに、別の始発停で案内を開始した時のこと… 50mくらい前方で妙な動きをするマイカーが目に入ってしまい、「あれは何がしたいのだ?」と考えた瞬間! もう自分が何を喋っていたのか分からなくなり… 一瞬の沈黙の後、「バス停に到着した時は~」という最後の案内だけで締めくくったこともある。

私はよく「喋るのは得意でしょう。バスの運転中、ずっと喋ってるんじゃないの?」と言われるのだが… その度に「いいえ、運転中はバスを動かすだけで一杯一杯なので… だから、逆に喋っている時は他のことが出来ないんですよ」と答えている。

私が何かをやりながら喋っているとしたら… テニスでボールを打つ時に「おりゃ!」とか「んが!」とか… 立ち上がる時に「よいしょ!」とか… あ、それは“喋っている”とは言わないのか… そうそう、トイレで小をしている時に「あぁ~ 今日の昼ごはん… 普通に食堂で食べようか、カロリーメイトで済ませようか、どうしようかなぁ~」と独り言を… そんな程度です。ニャハハ…