先日、朝6時前に出勤して、駐車スペースにマイカーを止めて、「ちょっと時間があるから、ちょっとだけ寝るか…」と座席を倒して目を閉じたところ… 何処からか「にゃーにゃー…」という鳴き声が聞こえてきた。
その鳴き声は断続的に繰り返されていたのだが、移動しているような感じではなかったので、私は「この上の住宅の誰かが飼っているのかな?」と思っていた。しばらくして、マイカーから出て事務所の方へ歩いて行ったのだが… その鳴き声の主の姿はなかったので「やっぱり上の住宅か…」と思った。
その日の“昼寝休憩時間”に、いつものようにマイカーで寝ていたら… やはり「にゃーにゃー…」という鳴き声が聞こえていたのだが、朝と同じく鳴き声の移動もなく、その姿を見ることもなかった。
その翌朝に出勤した時には、鳴き声が聞こえなかったので「今日は静かだなぁ… ひょっとして通りがかりの野良猫だったのかな?」と思いながら、マイカーを降りて事務所の方へ歩いて行った… すると! 高さ1.3mくらいの壁の上に一匹の仔猫が座っていたのである。
しかし、こちらの方(駐車スペース)に背中を向けたまま、微動だにせずジッと遠くを見つめていたので、私は声を掛けるのをためらい… 「また会えるだろう」と思いながら、足音を立てないように事務所の方へ歩いて行ったのだが… それ以来、仔猫の姿を見ていない。
“男は背中で語る”なんて言われるけれど… 仔猫は背中で何を語りかけていたのだろうか…???(そんな大袈裟なことか!?) そういう私の背中には… どうせ何かが憑りついてるだけだって言うんでしょ! ハハハ…(否、オマエには“何か”さえも寄り付かないだろう! あ、でもメスのブユが…)