バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

真っ白なアレやコレにドキッとする

2013年11月01日 13時58分57秒 | バス運転士

朝、まずはバスの点検… と思ったら、運賃箱の上に付いている“運賃などを表示する画面”が、いつもは真っ青なのに真っ白だった(それを見た私が一瞬、真っ青に…)。が、私は「金庫とメモリーカードを差して起動させれば直るかもしれない」と思って、やってみたのだが… 普通に音声は出るし、ボタン操作に反応するし… とにかく画面だけが異常だった。

電気系統のトラブルは“メインスイッチを切って、しばらく待ってから再び入れると直る場合が多い”ということは分かっているのだが… 今回は“運賃箱のすべてが動かない”のではなく“画面だけ”だったので、私は「何かが違う」と思ってしまったのである。しかし、結局はメインスイッチのオフ&オンで直ったのであった…

さて、朝7時半過ぎに、ある大きな交差点を右折するために“右折レーンで信号待ち”をしていて、そろそろ信号が変わりそう… と、その時! 頭が真っ白なお爺さんが(私も他人のことを言えないくらいだが… 自分で染めてる!)、信号待ちをしている車の間を抜けて左前方からやって来て、バスの前扉の外で手を上げたのである。

私は反射的に前扉を開け… ないない! さすがにボケな私でも、そこまで舐められては「はい、どうぞ」とはならない。私がそのジジイをチラ見しただけで前扉を開けないでいると、ジジイはバスの後方を指差したので、私は一瞬「えっ!? ひょっとして… バスの後ろで何かあったのか?」と思って左ミラーを見た。

それと同時に、ジジイが後方へ歩き出し… バスの中扉の外で立ち止まったのである。私は「なんだぁ~、やっぱりバスに乗りたいだけなのかぁ~!」と思って、ジジイが下手に動かないことを祈りながら、ゆっくりとバスを動かし… すると、ジジイは諦めて歩道へ戻ったのであった…

これから寒い冬が来る… そして、最もドッキリさせれるのは、早朝出勤時の積雪である。それを見た瞬間に「ひぇ~、遅刻しないように早く家を出なきゃ!」と驚き、通勤途中には「ひぇ~、ちょっと滑ったんじゃない!?」と驚き、いざバスで営業所を出たら「……………」と、言葉も出ないくらいの緊張感に包まれるのである。台風は「来るなら来いやぁ~!」って感じだけれど、積雪は「いやん、やめてぇ~!」って感じである。(さすが両刀! 言葉遣いが…) 違うってばさ!