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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

笑ってはいけない!?

2013年11月22日 23時09分53秒 | バス運転士

昨日の午後、月に一度の“運転士ミーティング(仮称)”に出席した。その最後の方で“経路誤認の映像”を見ている時に、進行役の上司から「松井くん、この先でどっちに曲がる?」と聞かれたのだが…

確かに、その交差点を右折する路線も左折する路線もあるのだが… その映像の正解は直進なのである。そんなことは運転士全員が分かっているので、一斉に笑いが起こった。

そして、ある運転士仲間から「松井さん、誘導尋問されてるよ!」と言われ、私も「曲がらなきゃいけないんですか?」と笑いながら質問をして… 「ま、いっか」的な雰囲気のまま映像は流され、バスは左へ曲がったのであった…

ミーティング終了から勤務後半の開始まで約20分しかなく、私はバタバタと準備をして回送で某駅へ… そして“某駅発・某駅行き”という巡回モドキを走っていた。某駅を乗客ゼロで発車して、そのまま4つのバス停を通過… 「この時間のバスって、乗客ゼロのままだったっけ?」と思っていた。

しかし、すぐに「あぁ、この先の交差点を右折したところにある5つ目のバス停から数名の学生さんが乗ることがあったっけ!」と思い出し… ちょうど赤信号になったばかりの交差点で、右ウインカーを出して止まった。

信号が変わるのを待っている間に、何気なくバス停の方を見て… 「あれ? 誰もいないけど… 本当に乗客ゼロのまま、某駅へ戻るのか? いや、なんか変…」と思った私は運行カードを見て、ちょっと鳥肌が立ってしまった。

そう、私はその交差点を直進しなければならなかったのだ。すぐにウインカーを戻して「対向車や後続車にバレたかなぁ… ま、でも… 行っちゃったわけじゃないから!」と一人でブツブツ言っていた。あぁ、恥ずかしい…

もしも、ミーティングの時に会話のやりとりで笑ったのではなく、失敗した人のことを笑っていたならば… 間違いなく、私はそのまま気付かずに右折してしまっただろう… そして、再び反省記オジンゲリヲン出撃&撃墜…