朝の通勤通学時間帯、あるバス停で十数名が乗ったのだが… 一人の男性が“真っ白なカード”を提示したのである。私は「ん? なんじゃそりゃ… 他のカードと間違えているに違いない。すぐに気付くだろう」と思った。
ところが、3秒… 4秒… 5秒… と時間だけが過ぎ、その男性は真っ白なカードを私に見せたまま動かなかったのである。「はて? なんじゃらほい」と思った私は、提示されているカードをジッと見て… ようやく気が付いた。うっすらとフリーパスの形跡(期限表示)があることに…
それにしても、僅か一年(今月末が期限)であんなに真っ白になるものだろうか? う~む… 洋服のポケットに入れたまま、うっかり漂白剤入りの洗剤で洗濯しちゃったとか?(そんなんで剥げないだろう!)
あるいは、落とした時に他人に拾われないように、カードに擬態機能が付いていて、しばらく白い紙の上に置いてあったとか?(そんな機能が付いとったら、自分も見つけられんわ!) まさか、カードが「この一年で… 真っ白に… 燃え尽きた…」と言って…(ないない! 言ってないジョー!)