月に一度の運転士ミーティングでは、「こんな苦情があった」「こんなお褒めの言葉があった」という話も聞く。その度に「そんな運転士いるの? ホントか?」と驚いたり、「そんな運転士さんがいるんだ。凄いなぁ~!」と感心したりしている。
その中の一つに、自転車に乗って車道を走っていた人からの苦情があり「バスが自分を追い越してすぐにバス停で止まった。自分がバスを避けて行かなければならなくなり、不愉快だった。車道を走っている自転車は交通ルールを守る意識が高いのだから…」というような内容だった(と思う)。
私は「はぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~??????????」と思った。その時のバスと自転車の距離が分からないので、それについては何とも言えないけれど… 「車道を走っている自転車は交通ルールを守る意識が高い」だって!? 冗談も、度が過ぎると笑えない。
朝から夕方まで、バスで走っていると、多くの“車道を走っている自転車”に遭遇するのだが… 信号無視、右側走行は当たり前! それどころか、赤信号で止まっていた私のバスにぶつかっておきながら、知らん顔して行ってしまう自転車も…
しかし、私がそれを“特別”“例外”とは思えない… それほど自転車の走りは酷いものである。その自転車の当て逃げの件で警察署へ行った時も、担当の警察官が「ホントに自転車はどうしようもないのが多くて困るなぁ~」と言っていたくらいで…
そうそう、自転車と言えば… 昨年の暮れ、ある知人が自転車に乗っていた時にマイカーとの接触事故に遭い、救急車で病院へ運ばれて… 何カ所か骨折していたらしいのだが、診断書には“全治二週間”と書いてあったそうだ。それこそ「はぁ~~~~~?????」である。
言うまでもなく、そんな短期間で治るはずもなく… その間に何度も病院へ「おかしい!」と言ったらしいのだが、聞き入れてもらえなかったとか… どうやら、マイカー側が大手企業の“上の方”の人間だったようで… 「病院へ手を回して“全治二週間”と書かせたとしか思えない」とも言っていた。人身事故時の点数や罰金は、全治15日・30日・3か月で大きく変わるようなので… 多分、そうでしょう。どこの会社も“上の方”はろくなこと考えないからね。ハハハ…