バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

高校生、小学生、お、お、お姉さん!

2014年03月20日 21時06分52秒 | バス運転士

朝10時過ぎ… 老若男女20名ほどを乗せて、某総合駅に向かって走っていた。すると、前方のバス停に黒っぽい人だかりが… 嫌な予感… それは、男子高校生の集団であった。今日は3月20日… 終業式か… もちろん、乗客は彼らだけではなく、お年寄りや親子も乗って… 超満員になってしまった。

バス停で待っていた最後の2~3人は、前扉と運賃箱の間に立っている人の隙間から腕を伸ばして、なんとか運賃精算を… それなのに、その間ずっと“助手席の横に立ったまま、運賃箱に近寄ろうともせず、知らん顔している”男子高校生がいるのを、私は見逃さなかった…

前扉を閉める前に、私がその男に「タッチして!」と声を掛けたところ… 案の定、そいつのICカードは“残額ゼロ”だった。あわよくば、どさくさに紛れてタダ乗りしようと思ったのだろうが… キミの場合、顔に書いてあったからねぇ…

それから40~50分後、某総合駅から某駅へ向かっている途中… あるバス停で数名の乗車があり、最後に乗った男子小学生が「あの… 少し待ってもらっていいですか?」と言ったので、私は誰もいないバス停周辺を見ながら「えっ!? どうして?」と問い掛けた。

すると、彼が「まだ乗りたい人がいるので…」と答えたので、私は「???」と思いながら周囲を見回し… すると、ちょうど前方の信号が赤になり、交差する横断歩道の信号が青になり… 道路の反対側からこちら側へ元気よく走ってくる男女小学生数名の姿が…

それを見た男の子は「ありがとうございました」と言いながら背後席に座り、キャーキャー叫びながら走ってきた小学生たちも「ありがとうございましたぁ~」と言いながら乗り… もちろん、彼らは降りる時も、各バス停で「ありがとうございましたぁ~」と言ってくれたのだった…

さらに70~80分後、某総合駅で30~40人を乗せて「この時間にしては乗客が多いなぁ~」と思いながら発車したのだが… 3つ目のバス停でほとんどの人が降りてしまった。しかも、ボケな私はそこで気付いたのだが… ほぼ全員がおば… 否、お姉様たちだったのである。

一瞬、私は「あっ! いつかの某団体の女性たちなのか!?」と思ったのだが、歩いて行く方向が違っていたし… 全体の年齢層が某団体のイベントの時よりも少々高めで…(こらこら!) ま、その方が私としてもお付き合いを真剣に考えられるからね! ハハハ…(はいはい、ずっと一人で妄想パーティーでもやってろ!)