木を伐採した時に、御近所の方がダケカンバの木の上部にある、なにやら黒いものを梯子をつけて採っていました。
どうやら、白樺やダケカンバなどの幹に寄生するキノコのカバノアナタケらしいのです。表面は黒色で内部は黄褐色になっていて、北海道の山岳地帯の一部(2万本に1本と言われている)のシラカバなどの立木にしか寄生せず、「幻のキノコ」とか「森のダイアモンド」と言われているようです。
雪の上に落としたものを見ると、キノコとは思えないほど固くなっていました。免疫機能を活性化するβ―グルカンと活性酸素を除去する「SOD」と言う抗酸化酵素が多量に含まれていることが分かっており、「癌に効く」とか「癌の予防になる」とか言われて、結構高価で売られているようです。
採るのをお手伝いしましたので、少し分けていただきました。粉に削って沸騰したお湯を入れると茶色の成分がでてくるそうで、無味です。本当に癌の予防ができるのでしょうか?