昨日は「えぞふじ合唱団」の年に一度の発表の場となる、第34回後志合唱団体交歓発表会が積丹半島の根本ににある「古平(ふるびら)町で開催されました。
朝7時に倶知安町をバスで出発して1時間半で古平町の小学校に到着。順番に合唱の練習をして午後から発表会が行われますので、その間、古平町を散策してみました。
海の方に下りて行くと、古平湾の向こうに小樽や余市を望むことができます。たくさんの海鳥が飛んでいました。漁港周辺では新鮮な海産物が売られていました。
町の中に大きな公孫樹の木があり、たくさんの葉を落としていました。
まだ12月には入っていませんが、町の中では大きな梯子車を使ってクリスマスのイルミネーションの準備をしているところでした。まだ雪が降っていませんので、その気にはなりませんが、今年も残り少なくなってきたようです・・・・
大きな建物の中の立派な庭木に「雪囲い」がしっかりとしてありました。古平でも雪が多いのでしょうか?
道路脇に面白いものを見つけました。大きな四角の木の柱の上に風車が回り、その下に太陽光のパネルがつけられていました。個人で自家発電をしているようで、いいアイデアかもしれません。
少し歩いて行くと、厳島神社の入口に「シコロの碑」というのがありました。
調べてみると、2009/09/30 にここ古平町で、衝撃的な海難事故が起きたそうです。大シケで前日から停泊していた「第二出羽丸」(百八十人乗船)は風に煽られ厳島神社前の岩礁に座礁したそうで、救助のため綱(つな)を船まで渡そうとするも、大シケの海では中々届きません。見かねた若者が必死の覚悟で海に飛び込み綱を船へと届けた後、太い綱を手繰り寄せ、吊り下げた竹籠で全員救助したそうです。この時、岸側に綱を繋いだのが「シコロの木」だったそうです。記念碑は遭難者救出の主役となったシコロの木にちなんで、「シコロの碑」と命名されたとのことでした。
シコロは別名「キハダの樹」と呼ばれており、後に新しく植えられたそうです。きっと大きな木だったのでしょう。興味ある発見でした・・・・