現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

5/29 竹の会OB会

2010-06-01 15:40:08 | 虚無僧日記
慶応の尺八と箏のクラブ「竹の会」のOB会が
銀座ライオンであり、行ってきた。

「創立100周年」、また定期演奏会は、来年
「第50回」を迎えるというので、OB/OG 130人、
現役学生 30人の 計 160人が集まった。

私が在籍していた昭和45年が「第10回」だった
から、あれから 40年。よく続いていたものだ。
しかも、現在部員が30名と聞いて驚いた。
活動状況がスライドで紹介され、男性が三絃、
女性が尺八に時代の流れを感じる。

創立100周年というのも驚き。1910年というと
明治40年。「福沢諭吉先生も尺八を吹かれた」
というのは嘘。福沢先生は1901年に亡くなられて
いる。
私の師堀井小二朗は、福沢諭吉の孫として明治
40年に生まれ、昭和6年の慶応卒。
慶応には、オークラウロを開発した大蔵喜七郎
もいた。オークラウロは尺八にとフルートを合体
させたようなもので、大正デモクラシィの産物。

4世荒木古童も試吹していた。その4世が早世し、
その遺児荒木達也氏も慶応。その関係で、慶応の
OBは、琴古流荒木派が主流。私はアウトサイダー
だが、先輩諸氏には大変お世話になっている。
ありがたい。うれしいことだ。



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蝶々夫人

2010-06-01 15:01:09 | 虚無僧日記
プッチーニの歌劇「マダム・バタフライ(蝶々夫人)」は
ヴェルディの『椿姫』、ビゼーの『カルメン』とともに、
世界三大オペラだそうだ。

プッチーニは、「マダム・バタフライ」を作るにあたって
日本の風俗、音楽も調べたそうだが、なにせ まだ
日露戦争前夜のことだ。「腹切り、富士山、芸者」の
イメージを植えつけたのは「マダム貞奴」。貞奴は
当時の日本女性とは一線を飛び越えていた。
若い時から馬を乗り回し、川上音二郎の妻であり
ながら、福沢諭吉の娘(房)の夫、福沢桃助の愛人
だった。「貞淑」の「貞」とは裏腹に自由奔放な
女性だったのだ。
だからだろうか、「マダム・バタフライ」は、饒舌で、
やかましい。日本女性の奥ゆかしさなど微塵もない。

さて、いよいよ6/6が迫ってきた。「君死にたもう
なかれ」をどのように歌うか、まだ試行錯誤中。

染まりやすい私である。歌劇「蝶々夫人」のノリで
アリアのように歌い上げようかしらん。