現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

シャクルート

2010-06-03 21:18:12 | 尺八・一節切
「オークラウロ」は大正から昭和にかけて、大蔵財閥の
大蔵喜八郎の息子喜七郎が考案して作らせた楽器。
検索すると、オークラウロを吹く喜七郎の写真や、彼の
所持品と思われるオークラウロの写真もあった。

唄口部分が、金属製で外国で作らせているため、尺八
とは若干異なり、吹きにくかったようだ。ネプチューン
は、フルートに竹の尺八の歌口をそのまま差し込んで
吹いていた。

それが、なんと「シャクフルート」として、今秘かに
普及しつつあるという。考案者は谷藤紅山氏。彼の
ホームページは英語が主。すでに市場を海外に向けて
いる。彼の演奏も視聴できる。メリカリ、ムラ息は
尺八と変わらない。そしてフルートのようにダブル・
タンギングでの速いフレーズも難なくこなす。

九孔尺八も顔負けだ。「キューコー?。Oh! エクスプレス。
(急行)。速い速い」とは、ネプチューンのジョーク。
「(顎を)しゃくって振るから“シャクフルート”??」
「ノーノー! 尺八+フルート」で納得。


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オークラウロ

2010-06-03 20:34:49 | 尺八・一節切
フルートと尺八を合体させたような縦笛「オークラウロ」を
私はジョン海山ネプチユーンの家で見せてもらった。彼は
器用に吹き鳴らしていたが、金属弁がカチャカチャ鳴るのが
楽器としては致命的だ。ネプチューンが所持していたオーク
ラウロは、荒木古童氏から借り受けていたものだった。

琴古流荒木派の家元に「オークラウロ」とは意外だった。
調べてみれば、4世荒木古童は「明治35(1902)年~昭和18
(1943年)、41歳で亡くなったが、東洋音楽学校を卒業し、
尺八の他に雅楽、三弦や箏、さらに洋楽も学んでいたのだ。

オークラウロ(Okuraulo)は、大倉財閥の喜八郎の子、喜七郎
が考案し、1936年に公表された。そして荒木和聴(4世荒木
古童)、福田真聴(福田蘭童)、角野錦聴(角野錦生)、
岸星聴(岸直道)、菊池淡聴(菊池淡水)らによって吹奏
されたという。

4世荒木古童の遺児達也氏は1938年の生まれ、昭和36年
慶応卒。アメリカのウェスリアン大学に招かれ、長くアメリカ
に滞在し、帰国後は、荒木派の家元として古曲中心に一門の
指導育成に当たっておられる。



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