現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

やまびこ福祉会

2010-06-20 22:23:29 | 虚無僧日記
6/20 「中村こどもの幸せと平和を願う音楽会」に
「やまびこ福祉会」のメンバーが多数出演された。

「やまびこ福祉会」は、重い障害をもった人たちの
共同作業所。献身的な指導員と、ボランティア、
そして善意の寄金で支えられている。

車椅子に乗った障害者が10数名、ボランティアに
付き添われて舞台に登場。大勢の観客と強いライト
におびえ、興奮して泣きわめく人。うれしさを表し
てか、飛び跳ね、暴れる人。付き添も大変だ。

私の義母も長女も、障害者のボランティアをしていた
ので、私も何回か、こうした発表の場に接しているが、
今日のメンバーは、重度の障害者が多く、その姿に
衝撃を受けた。

横たわっていて目も開かない子が、それでも、いつも
と違う雰囲気がわかるのか、顔が笑っている。

ピアノ伴奏をしながら歌う指導員の、歌の上手さに
救われた。明るい輝きのある声は、彼ら、ほとんど
意識の無い知的障害者にも伝わるのだ。目も見えない、
会話もできない人たちが、一生懸命、声を張りあげて
歌っているではないか。喜んで、心から楽しんで歌って
いるのだ。

指揮棒を振る人も、ちゃんとリズムに乗っている。
それは衝撃的だった。字は読めない、言葉はわから
なくても、歌は歌える。歌ってなんだろう。歌の力の
すごさを感じた。


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6/20 中村ぞう列車合唱団

2010-06-20 17:38:50 | 虚無僧日記
6/20 「なかむら こどもの幸せと平和を願う会」に
今年も、虚無僧で参加出演してきた。

主催は「中村ぞうれっしゃ合唱団」。その団長で
ある藤井茂さんからの依頼で、3年前から参加して
いる。

今年は、虚無僧姿で『埴生の宿』と『コンドルは
飛んでゆく』の二曲。とても場違いで違和感がある
のだが、そのギャップが インパクトあるようで、
毎年歓迎されている。

最近、ゲームかアニメで虚無僧を知っている子が
増えてきたようだ。今日も「あ、虚無僧だ」という
子供たちの声が聞こえてきた。

今時の子供たちは、ハチャメチャ。少しもじっと
せず、大人の話など全然聞いていない。ところが、
全員、歌は暗譜。10分以上もの長いセリフも全部
暗誦している。指導員は、あの大勢の子供たちを、
どうやって、どのくらいの時間をかけて指導する
のか、とても感心する。

会場は超満員。虚無僧をアッピールするには、
ありがたい会だった。


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6/20 中村ぞう列車合唱団

2010-06-20 04:00:55 | 虚無僧日記
昨日は、午前・午後・夜と、リハーサルが3件もあって、
さすが疲れた。駐車場に車を止めるなり、車の中で2時間も
寝てしまった。

今日 6/20 は、中村文化小劇場での『こどもの幸せと平和を
願う会』に虚無僧でゲスト出演する。主催は「中村ぞう列車
合唱団」。

「象列車」というのは、戦争中、全国の動物園で動物たちが
殺され、戦後、唯一生き残った名古屋の東山動物園の象を
見るため、特別列車が仕立てられ、全国から多くの子供たちが、
名古屋に来た。そのことをテーマにして「ぞうれっしゃがやって
きた」という歌が作られ、その歌を歌い継ぐために全国各地で
「ぞうれっしゃ合唱団」ができた。

最近は「ぞう列車」の話から離れ、合唱団として独り歩きして
いる。というわけで、今回のテーマは「学童保育」。

学童保育に通う子供たちとそのお母さんたちも参加する。
子供達の能力はすごい。むずかしい歌でも楽譜無しで覚えて
しまう。10分以上もの長文のメッセージも原稿無しで、
唱和する。

「プロの尺八家」を自認する私は、一曲も暗譜できない。その
「できない」という思い込みが阻害しているのだ。子供たち
に負けずに、頑張らねば、ネバネバ。



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