現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

7/3 (日) 3日目

2011-07-03 23:25:39 | 虚無僧日記
金、土、日と3日間、久しぶりに名古屋駅前に
立ったが、ギター片手に歌う若者や、キャッチ
セールス、新興宗教の勧誘、ティッシュ配りの
人たちが全然いない。占い師もいない。一体
どうしたのだ。

あまりにも多く、通行人の迷惑になるとのことで、
苦情でも出て、一掃されたのだろうか。

2月頃、占い師の女性から、「通報魔がやってきて、
長々とからんだり、駅前の交番に通報して、騒ぎ
立たてるので、警官も仕方なく排除しに来る」とは、
聞いていた。

不安な気持ちになりながら、控えめに吹いていると、
警察官も度々、私の前を通るが、私にはお咎めなし。

さてさて、今日もろいろな人に出会った。

「占いでも 見てくれるんですか?」
「いえ、先のことはわかりません」

「修行中ですか」「はい」
「修行を積んで、偉い坊さんになってくださいよ」
(名利栄達は望まず。寺も肩書きもないのが虚無僧なんだけど・・・)
と心で思う。

「何か曲 吹けるんですか」
(今吹いてるのが曲なんですけど・・・・)

「それは『お経』ですか、なんていう『お経』ですか?」
(『お経』ではないが『お経』のように聞こえれば、ありがたい)

「伊勢音頭吹いてくれ、わし歌うから」と、歌いだす御仁。


「キャー!」と、しゃがみ込む女性。
「ギャハハハハハハハ」と 高笑いの女性。

「おいおい、虚無僧だよ」「まじ?」
「今時いるわけないだろ」「偽ものだよ」

「おい、コラ! プータロー!」
(なんで『プータロー』って分かったんだろ?。尺八プーだからか?)

7/2 名古屋駅前にて修行

2011-07-03 16:57:59 | 虚無僧日記
昨日は日曜日。名古屋駅前は、夜中の12時まで、若者で
ゴッたがえし。そうか、駅前のトヨタ本社ビルは、節電
対策で、「土日勤務の木金休み」となったから、お勤め帰り
の男性やOLも大勢。それに、浴衣姿のお姉さん、酔っ払い、
旅行者と さまざまな人が行きかう。

突然、30歳ほどの男性が ぶつかってきた。そして
「こんなことしてたらいかんだろ!」と、天蓋に手を掛け、
取りはずそうとする。しっかり紐でしばってあるから、
はずれない。ここで、尺八で相手の手を払いのけたりすると、
厄介なことになる。実は、2週間ほど前から右肘が痛くて、
尺八で振り払う力もない。それが幸いした。

正常だったら、振り払うことくらいしていたかもしれない。
「されるにまかせる」これも修行だ。しばらくして 
あきらめたか 行ってしまった。

ご婦人が、しばらく私の方を見つめてから、近づいてこられた。
「なんでこんなことしているのか」とか、いろいろ聞いてくる。
「まともには応えない」のも修行。

すると「社会のために役立つことはしたくないか?」と。
(はて、「人々の心の癒しになれば」という気持ちで
吹いているのだが)と心の中で思う。

そのご婦人は「人々の痛みを取ってあげることをしている。
どこか痛いところはないですか?」と。
「そういえば、右肘が痛い」と云うと、しばらく「手かざし」を
してくれた。「あ、効いてきました」と話を合わせると、
「この講習会が明日 吹上であります。チケット3,000円ですが、
3,000円有りますか?」と。

「明暗箱」の中を見せ、「これが、私の全財産です」。すると
「あなたの人生、変えたいと思いませんか」と、説教されて
しまった。

(財布も時計も無い。時間とお金にしばられない生き方。
それが最高なんですがね)と心に思う。

さて翌朝、なんと肘の痛みが完全に無くなっているではないか。
私も多少「気功」の心得があるが、湿布をしても治らなかった
のに、すっかり痛みがとれた。これには驚いた。ついでに
左指もやってもらえば良かった。

自然体験が学歴・年収に差を?

2011-07-03 16:02:30 | 地球人類の問題
子どものころに自然体験など さまざまな体験を積んだ人ほど、
学歴や年収が高いという「独立行政法人国立青少年教育振興機構」の
調査結果。
子どもの頃に 自然に触れた、友達と体を使って遊んだ、
地域の大人たちと接したなどの経験が多い者ほど、大人になって
からの「意欲・関心」「規範意識」「職業意識」が高いという。

なるほど、私は子供の頃、毎年夏休みは会津の祖父母の家に
遊びに行っていたし、高校までに、北海道から九州まで、
ほとんどの県を旅行している。自分のことを思えば「そうだ」と
思えるが・・・・・チョッと待てヨ。

「大学・大学院」卒の人で、「子どものころの体験が多い」が
50.4%、「少ない」が45.4%。

「年収500万円以上」者では、「体験が多い」が33.8%、「少ない」
が23.1%。

この程度の数値の差で「明らかになった」というのはどうか。
「自然に接した経験が多い子」というのなら、都会っ子より、
地方の山間僻地や海岸端の寒村で育った子の方が、はるかに
経験豊富な はずだ。

この調査の対象者は、「大卒、高所得者」で、インターネットでの
回答だから、「都会派」の人に限定されている。都会っ子で、
子供の頃、自然に多く接していたというのは、家族旅行ができる
「時間と金」に余裕のある「高収入世帯」だ。高学歴、高収入も
当然。変な調査だ。

インターネットで安易に、こんなおかしな調査結果を仰々しく
公表している「独立行政法人国立青少年教育振興機構」とは
なんじゃいな。

スマホですまそ

2011-07-03 04:07:59 | 社会問題
ネットの「時事解説」文。

「CATV事業者によるブロードバンドを利用した映像配信
サービスが転換期を迎えている。ブロードバンドによる
サービスは、3DやVODなど多彩なコンテンツが魅力。
FTTHを使ったひかりTVを手がけるNTTぷららは、
スマホやタブレット型端末へのVOD配信に乗り出す」。

こういう記事、もうチンプンカンプン、サッパリ理解できない。
ますますテレビが遠くなる。便利になるらしいのだが。

「スマホって何?」って聞いたら「スマートフォン」だって。
その「スマートフォン」がわからない。聞いても解らないなら
「スマホ」ですまそ。

都会の中で孤立していく「血で痔」難民。「生きてくのが
辛い」と思い知らされる“歳”になった。63歳。ムザン。