現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

伊良部選手自殺

2011-07-30 17:57:32 | 心の問題
伊良部さん宅、涙の献花=「とてもいい隣人だった」(時事通信) - goo ニュース

野球音痴の私でも、その名は知っている。
「伊良部 秀輝」選手 ロスアンゼルスで自殺。42歳。

身長 193cm、体重 108kg。日本人ばなれした体格。

それもそのはず。宮古島の西隣りに「伊良部」島がある。
生まれは沖縄、宮古島。父親はアメリカ人。で、捨て
られた?

そんな「出生の秘密」を背負って、兵庫県で育ち、
ドラフト1位でプロ野球入り。「日本一の剛速球」と
言われ、数々の華々しい戦績を上げた。だがその「明」の
裏でトラブルメーカー。「太ったひきがえる」とも揶揄
され。引退後、アメリカで開いた「UDON」店は
経営不振で閉店。野球復帰を願ったが、腱鞘炎と、暴力
沙汰もあって ままならず、妻とも離婚。その矢先の
「自殺」。

「ヤンキースへの移籍は、アメリカで一番有名な球団で
プレーすることで、父親の目に止まり、名乗り出てきて
くれるのではないか」との期待があったとか。それで
必死に頑張れたのだ。

だが、繊細な神経ゆえに、怒りっぽく、周囲の嫌われ者。
家族からも見放されての最後。ロスの隣人だけは
「とてもいい隣人だった」との証言にホッとする。

まさに「明」と「暗」の人生。なんか私にダブル。
このところ、虚無僧にも出ず、家に籠もりっきりの私。

「伊良部に誘発されるのではないか」と心配したSが、
わが家のキッチンから包丁を そっと隠してしまった。

“いらぬ”お世話じゃ。



新潟豪雨

2011-07-30 12:48:09 | 虚無僧日記
1人死亡、40万人に避難勧告…新潟・福島豪雨(読売新聞) - goo ニュース 


「小千谷縮(ちぢみ)」で知られる新潟県の小千谷は、
江戸時代 幕府の直轄地で、会津藩が管理していた。

父は、小千谷に単身赴任していたので、夏冬よく
遊びにいった。「会津藩の預かり地であったためか、
食べ物や風習が会津によく似ている」と、父も居心地が
良かったようだ。

私も虚無僧で、新潟から会津まで、阿賀野川沿いに
旅をした。あの時、お世話になった方々の親切を
忘れない。昭和50年代だったか、阿賀野川が氾濫し、
三川温泉が流されたことがあった。50年に一度、
水害に見舞われてきたとかで、今では治水も完備
しているはず。しかし、その「大丈夫」が、東日本
の被害を大きくしたとも。

新潟地震の記憶もまだ消えていない。天変地異は、
神仏の怒りでござるか。