現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「ひまわり」「Sunflower」そして「I Girasoli」

2011-07-27 19:39:12 | 地球人類の問題
今年は、あちこちで「ひまわり」が目につく。
最近は、50cmほどの「ミニひまわり」が増えたが、
目につくのは、背丈よりも大きい「ひまわり」だ。

「ひまわり」はセシウムを吸収するとか。それで
早速、種を播いた人が多いのか。

「ひまわり」を見るたびに思い出す。ソフィアローレン
主演のイタリア映画「ひまわり」だ。

戦争で引き裂かれた男女の哀しい結末。同じ体験をした人は
日本でも大勢いただろう。ある意味「よくある話」だが、
それをみごとに描き、演じ、泣かせてくれた。

あの、地平線の彼方まで、どこまでも続く「ひまわり畑」。
「この ひまわりの1本1本の下に兵士が眠っている」という
ガイドの話に呆然となりながらも、「夫は生きている」との
一縷の望みでで、ついに夫を見つけ出すのだが、そこには
ロシア人のかわいい女性が・・・・。


「ベルリンの壁」が崩れ、「ソ連邦」が解体してまもなく、
私は東ヨーロッパ諸国を訪ねた。「開放」されたとはゆえ、
チェコからイタリアに帰るのは大変だった。飛行機は
おんぼろ、ガタガタ。でもその航空賃は、チェコの労働者の
年収分に相当していたから、ソ連時代にロシアからイタリアに
帰ることは不可能な状況だったはずだ。

東西の壁に引き裂かれた男女の悲劇に、「戦争って一体
何だったの」と、憤りを感じぜずにはいられなかった。
最高の反戦映画だ。ソフィアローレンのきつい顔、そして
重厚な音楽がより涙を誘った。

泣けた。とにかく泣けた。その涙は、いずれ、自分の将来も
こうなるのではとの予感があった。


遺体はいったいどこに~!?

2011-07-27 15:36:23 | 社会問題
「遺体どこにもない」鉄道事故家族…死者40人(読売新聞) - goo ニュース


「遺体は いったい どこに~!?」

「列車とともに埋葬した?」

「遺体よりも再開が優先とは。いったい どうなってんのだ」

ビックリ仰天の中国。

飛行機のように「搭乗者名簿」があるわけでもなく、
事故現場は遠く、遺体引取りには行くのも大変。
その上「遺体」が無いとは。ミステリー??

「時速 100kmで追突した」という割りには死者が
少ない。このスピードだと、車でも飛行機でも、
全員即死のはずだ。運転士は急ブレーキをかけて、
かなり減速していたか。

運転手は、わずか10日間で技術を習得させられ、
一日睡眠3時間、週300時間の加重労働が課せられ
ていたとか。被害者として同情が集まっている。

そういえば、思い出す。1951年(昭和26年)、国鉄
(京浜線、現在は根岸線)の桜木町駅で列車火災
事故があった。死者106名を出し、「桜木町事件」と
呼ばれた。私は3歳だったが、記憶している。
たしか身元不明で、引き取り手の無い遺体が何体か
あった。中国の体質は、50年前の日本か。



会津東山温泉「向瀧」

2011-07-27 14:16:41 | 虚無僧日記
究極のサービス 「避難民も寄りつかない旅館」は、なぜよみがえったのか 震災に負けない人々(11)平田裕一・向瀧社長(日経ビジネスオンライン) - goo ニュース

「日経ビジネス=震災に負けない人々」のシリーズ(11)に
会津東山温泉の老舗旅館「向瀧(むかいたき)」が
紹介されていた。

私の遠縁になり、子供の頃、東山温泉の盆踊りの時、
祖母と泊まった懐かしい記憶がある。

江戸時代から続く、木造の純和風旅館で、建物は「国の
登録有形文化財」に指定されている。

古い旅館だから、現代人には敬遠されると思いきや、
この古さを求めてくる常連客で、結構満室で、TVの
旅番組やガイドブックで よく紹介されていた。

カラオケで、演歌のバックの映像に使われてもいる。

さて、その若社長「平田裕一」氏が、日系ビジネスに
登場。内容は、震災でキャンセルが続出し、廃業に
追い込まれる旅館も出る中、5月以降、客足が戻り、
前年を上回る来客があった。その秘訣は、「これまで、
旅行代理店に頼らず、旅館とお客との直接のつながりを
大切にしてきたことだ」という。

平田社長は、自らインターネットで情報を発進し、
古い木造建築や会津の伝統料理、温泉を好む顧客に
ターゲットを絞った。そして、お客様から「また
来くるね」と言っていただけるようなコミュニケー
ションを大切にしてきたとのこと。

昨年だったか、私も「向瀧」のホームページを見て、
コメントを送ったら、即、社長名で返事が来て
感激した。そういうキメ細かい努力が これからの
成功の鍵だ。見習うべし。