現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

台風はどうなった?

2011-07-21 21:26:20 | 虚無僧日記
台風6号、東海から東北の太平洋側で激しい雨に(読売新聞) - goo ニュース

「大型の台風6号は、20日の夕刻、東海地方に
最接近し、名古屋も大雨と暴風に見舞われる」はず
だった。テレビもラジオもそう警告していた。

それが、待てど暮らせど、雨も降らず、風も吹かず。
20日の午後からは晴れ間も出てきた。

台風一過、今日21日は、最高気温33度の猛暑日に
なるはずだったのが、冷房無しでも涼しい。

当たらぬ予報に振り回された2日間だった。これなら
「虚無僧に出れたのに」と悔やむ。

私は「晴れ男」。18日は、諏訪から霧が峰まで旅して
きたが、台風の前日でも、雨には降られなかった。

私が居る限り、名古屋には台風や地震は来ない。

19日は半日、プールで泳ぎ、アスレチック・ジムで
過ごした。水中での水かきで、痛めた右肘が、また
悪化するのではと案じたが、不思議不思議、痛みも
完治した。競走馬も足を痛めるとプールで治療する。
水は、筋肉痛を治すのに良いことが判った。





沢選手、佐々木監督著作の本 売り切れ

2011-07-21 12:00:40 | 社会問題
佐々木監督&沢、本も飛ぶようにバカ売れ!(サンケイスポーツ) - goo ニュース


「なでしこジャパン」の「沢 穂希」選手が、2008年に
2冊の本を出していた。

『ほまれ』(河出書房新社、1680円)には、沢のサッカー人生を
幼少の頃までさかのぼり、夢に向かっての歩みと女性としての
生き方にも触れている。あとがきには「いつか世界の頂点に立つ日、
その夢の実現までは…」とあり、W杯優勝をせつに念じていたことが
わかる。

『直伝 澤穂希』(講談社、1680円)は、沢選手の口述筆記で、
サッカーの技術論と人生について。食生活への配慮などを含めた
試合への準備、長年務めた日本代表への思いなど“本音トーク”。

佐々木則夫監督も『なでしこ力(ぢから)さあ、一緒に世界一に
なろう』(講談社、1260円)という本を出していた。
「なでしこジャパン」の女性選手たちと どう向き合って、チームを
強化するかといった方策が、具体的に記されている。

ということで、早速、昨日買いに行ったが、大きな書店でも
みな売り切れ。

出版社も、まさか「優勝」するとは思ってなかったのか。
大あわてで増刷にはいったらしいが、昨今は、なんでも
「はやり病」だ。その時、そのタイミングでなければ、
もう“賞味期限切れ”で 価値は無くなる。

また在庫を抱える羽目になるのではと 心配してしまう。

とにもかくにも、本を出して、予告し結果を出した。
まさに、有言実行。こうした伏線を用意して 相乗効果を
挙げたことが、今回のフィーバーにつながっているのだ。
多いに参考にすべし。

中国と日本、スポーツへの支援の是非

2011-07-21 10:01:58 | 社会問題
中国でも、「なでしこジャパン」のニュースは、驚きと
称賛をもって話題になっている。

中国では、国家の威信をかけて、手厚い援助がなされる。
それが、国の予算も支援もなく、アルバイトで生活しながら、
世界の頂点に立ったことが話題らしい。

中国も、すべてのスポーツ選手に、一生、手厚い保護を
与えるだけの余力はない。「もとオリンピック候補の
アスリートが、窃盗、物乞いに落ちぶれていた」という
ニュースも話題になっていた。

中国では、スポーツに限らず、音楽、舞踊などの芸能
でも、地域ごとに、才能ある子供を選び出し、親から
引き離し、公的資金でスパルタ式 に教育してゆくケースが
多い。その中で、日の目を見るのは ほんのひと握り。

したがって、多くの子供たちが脱落し、切り捨てられて
ゆく。彼らは、まともな教育も受けていないので、普通の
就職は難しく、困窮生活に追い込まれることは少なく
ないと。

千代田生命在職当時、オリンピックの体操選手 養成を
目指して「体操クラブ」を結成した。育成指導は「日体大」に
任せ、千代田は資金援助をする。何人かの小学生が募集され、
学校の授業が終わると、ほぼ毎日、体育館に通い、一日
数時間以上もの特訓を受ける。結局、その中からオリンピック
出場者は一人も育たなかった。彼らは、大学に行けたのだ
ろうか。就職はできたのだろうか。体操選手は なぜか
身長も伸びない。結婚はできただろうか。

小学校低学年で、親の期待で、将来が決められ、その
路線から はずれれば、つぶしが利かない。その子に
とって「幸せ」だったのだろうか。



女子サッカー VS 女子野球

2011-07-21 09:07:52 | 社会問題
菅首相を表敬訪問し「内閣総理大臣顕彰」の話も出ている
「なでしこジャパン」。すっかりヒーローだ。

ところで、「女子野球」も、ワールドカップで 2大会
連続優勝を果たしているとは知らなかった。それなのに
このたびのサッカーほどの歓迎はなかったように思う。

調べてみれば、「女子バレーボール」も 昨年 世界選手権で、
「銅メダル」を獲得する快挙を成し遂げた。モーグルでも
日本女性が 世界トップを極めている。だが、その時限りの
報道で終わっている。

「なでしこジャパン」は、震災後という時機を得たことも
あるが、感動に値する「ドラマ」があったように思う。

そのひとつが「決して恵まれた環境に無い中での、ひたむきで
不屈の精神」であろうか。

「なでしこジャパン」は、他国のように、国家が彼女たちを
「国威高揚」の道具として作りあげたのでもなく、また、
選手たちが 国や国民の期待に応えるという「使命感」でも
なく、ただ、サッカーへの愛情と選手自身の誇りで戦い、
結果をもたらした。

それが、無関心だった人を感動させ、にわかファンに取り込み、
資金を呼び込む結果につながっていく。「金は後からついて
くるもの」という 良き手本となった。

そして、世界大会で 結果を出したときだけ盛り上がる国民に、
「真摯にひたむきに」スポーツを愛するということの意味や
意義を教えてくれた。それがまた感動を呼んだのだ。