現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「断捨離」は執着を捨てる行

2011-07-09 08:42:24 | 虚無僧日記
「断捨離」は、そもそも「禅とヨガ」の発想をベースにしている。
釈迦が説いた教えは、唯ひとつ「執着を捨てよ」ということだ。
「前世や来世、極楽浄土に往生」など、釈迦は一言も説いていない。

「断捨離」は、「モノと自分との関係を問い直し、見直し、そして、
人生を整えて行く技術。その目的は4つ。

①モノを中心とした考えでなく、自分を中心とした考えを持つ
②過去や起きてもない未来に縛られるのではなく、今を大切にして生きる
③ストレスをなくして精神的に健康に、まいにちごきげんな日々を送る
④モノ・コト・人、あらゆる執着から解放される

「実践倫理(朝起会)」でも言っていることは同じ。こんな
スバラシイ生き方は無いと思うのだが、「捨てることは
もったいない」とか「プライドこそが生きる原動力」とか、
いろいろ反対意見もある。

「断捨離」の「やました ひでこ」さんも、『メルマガ』で
「同じことを聞いても、賛同する人と、反対意見を持つ人と、
両極端がいて、人間は面白い」と。

これも「一休の“この橋(端)”渡るべからず”」に通ずる話だ。

幸せの三カ条

2011-07-09 08:19:05 | 心の問題
「断捨離」のメルマガで「しあわせの三カ条」というのがあった。

1、比較しない。
2、足るを知る。
3、感謝の念を持つ。

 比較は、すべての不幸の始まり。
 他人と比較しても、意味はありません。
 それと、過去の自分との比較も、過去のことを
 悔やんだり、責めたてるのであれば、 無駄です。

ホントにそうだ。私の「一休語り」の内容と全く同じ。
「虚無僧は①比較をしない。 過去と比較しない。
②現実を甘んじて受け、③今日一日生かされている
ことに感謝」だ。人には説いても、自分でもなかなか
できていない。すぐ、他人と比較したり、過去の栄光に
浸る自分。だからこそ、今「断捨離」の行なのだ。