現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「そうきょく じか ごじゅっせん」って何?

2013-06-05 22:04:31 | 虚無僧日記
「邦楽ジャーナル」6月号の編集後記。

「そうきょくジカゴジュツセン有りますか?」と電話が
かかってきたそうな。一瞬「なに!?」。
「筝曲地歌五十選」のことだったとのこと。

問い合わせの主は、「地歌」を「ジカ」と読んだのか。
「筝曲が 時価 五十銭」。価値が暴落している邦楽への
当て付けかと思いましたぞな。

「筝曲、地歌五十選」は、愛知教育大学教授の田口尚幸氏による、
地歌箏曲50曲の歌詞解説書。2,415円「邦楽ジャーナル」で
連載されていたものを、単行本として売り出されたもの。
邦楽愛好家には必携のものです。

ついでに「邦楽」を「ほうらく」と読んだ人もいるそうな。

以前、「季刊邦楽」という雑誌を監修されていた「吉川英史」
先生が「書店に行って『きかんほうがくありますか』と聞いても
『そんなのキカン』と言われる」と自虐的に話されていましたが、

邦楽界の凋落ますます、笑えるような、笑えない お寒い話し。

大阪歴史博物館に虚無僧の人形

2013-06-05 09:58:22 | 虚無僧日記
大阪歴史博物館に、当時の北浜の辺りを再現した
模型が展示されていて、そこに虚無僧のフィギアもありました。

これは、「漢方医の華岡塾生にガンを飛ばしている福澤諭吉等の
エピソード」だそうです。当時の書生は、汚い格好で町を徘徊し、
傍若無人の無頼漢気取り。福沢諭吉も若い時は結構 悪さをしていた
ようです。

通行人が おびえた目で見ているその傍らで「虚無僧」が飄々と
尺八を吹いて門付けをしているのです。

さて「虚無僧」は関西ではすこぶる評判が悪かったようです。
布施を強要するゴロツキ虚無僧がいたようで、今でも大阪の人の
大半は「虚無僧は悪者」と思っているようですね。

そんな虚無僧が、不良書生と同じ場所に居る。偶然でしょうか、
意味あっての配置でしょうかね。