現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

新アナーキズム

2013-06-28 21:25:53 | 虚無僧日記
「虚無僧」は 実は「アナーキスト」である。
虚無僧には組織も無い、教義も無い、仲間はいるが
それぞれ主義主張を異にし、一人ひとりは 全く
自由人である。衣装も吹く曲も、何も制約は無い。

「アナーキズム(anarchism)」というと、「無秩序な
無政府状態」と思われているが、現代のアナーキストは、
非倫理的な利己主義ではない。「権力・権威の配下に
置かれない、自由な秩序」を望んでいる。

アナーキストの最終目標は、全ての者が、最大限の
自由を享受することであるが、しかし、アナーキストは
「絶対的な自由」が実現不可能であることは認めている。

アナーキストが望んでいるのは、誰もが「強制から
逃れる自由」を平等に持っていることであり、それは、
他者の権利を尊重することによってのみ制限される。

と、むずかしい理屈を翻訳して書いてみたが、考えて
みれば「木枯らし紋次郎」「子連れ狼」「宮本武蔵」
そして、現代の刑事もの「こち亀」も「湾岸警察」、
「寅さん」、みな組織からはみ出し者で、それでいて
周囲の人たちに愛されている存在である。そう思えば
虚無僧も“愛されるキャラ”かしらん。


私のパートナーも「アナーキスト」である。
生命保険会社に勤めるセールスレディだが、営業所長や
支社長の指示や命令、強制には 従わない。いや、
それらの研修や指示を必要としないのだ。

上司からみれば、言うことをきかない困った職員だが、
会社に迷惑をかけることはない。

やるべき数字は毎月きちんと達成している。そればかりか、
どんどん市場を開拓し、大きな課題に取り組み、確実に
成果を出している。

さらに、組織を超えて、他支社、他営業所の営業職員でも、
同じ目的を持つ有志を募って、より大きな仕事に取り組んで
いる。

価値観の多様化した現代にこそ、既存の価値観や組織に
捉われない、こうしたアナーキストが 新たな生き方であり、
成功の鍵になるという、よい例である。

上手すぎるロシアの尺八家

2013-06-28 11:20:31 | 虚無僧日記
You-tubeで見つけました。『鹿の遠音』
ロシア人ですか。巧すぎます。風格、風貌すばらしい!

コメントには「12月23日、日本の天皇誕生日に
モスクワのチャイコフスキー音楽院のホールで
『日本の魂』と題するコンサートが開催されます」
とのメッセージ。

実は、それに私が「尺八マスター」として呼ばれており、
ソロコンサートをやることになっているのです。
でもロシア人に『鹿の遠音』を完璧に吹かれてしまっては
私の立つ瀬が無いですな。今日から毎日特訓です。