現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

1月1日は神社とお寺に初詣で

2014-01-01 20:07:26 | 虚無僧日記
毎年 元日は お寺と神社のお参り。
12/31(大晦日)の晩は「NHK紅白」が終わると
飛び出して、まずは「○○寺」さんへ駆けつける。
読経とご住職のご挨拶の後、「除夜の鐘」を撞かして
いただく。ゴ~ンという荘重な響きに、心も震え、
一年の穢れが 吐き出される。

それから「白山神社」「那古野神社」にお参りして
「豊国神社」へ。行列が鳥居の外の歩道まで、100mも
続いていた。今年は温かかったせいか、中高校生や
子供連れの若い夫婦が多い。さすが名古屋だ。

そして、1時に帰宅して2時間ほど寝て「朝起き会」の
会場へ。早朝5時~6時だが、開始前に15分「尺八」で
来場者をお迎えするお役目。今年は『鶴の巣篭り』、
『一月一日』『春の海』(尺八のみの独奏)『越天楽』を
吹奏。

「上広栄治」会長の「年頭の辞」は「日本人の心が
失われつつある今日、人間力の回復が望まれる。
それには『朝起き会』で、“自助”と“共助”の
心を磨き、実践を」と。

来場者は200名以上。Mさんから「尺八に ますます
磨きが かかりましたね」と、うれしいお言葉。今回
一番心がけたのは「力まず、心に沁みる音」でした。
わかっていただけたか。

これが私の「初吹き」。

昼は「熱田神宮」で「奉納吟」。昨年と同時刻に
行ったが、名鉄電車はガラ空き。参列者も昨年より
少ない。昨年までは、一の鳥居から拝殿まで1時間
以上もかかったのが、今年は30分もかからず。

熱田神宮の垣内で、大勢の参拝客の前で 放吟させて
いただくことなんて、実に気分爽快。
河村名古屋市長も、「減税日本」の党員を引き連れて
参拝にきておりました。

そして午後3時、「○○苑」にお参り。ここは、
心温まり、安らぐ癒しの場。皆が“善男善女”に
なって帰っていくような 不思議な空気が漂う。
これこそが 真の仏法ではないかと、私には思える。

名古屋市内を一周して思う。今年は「正月色」が
サッパリ。「門松」も無い。以前は各店ごとに
「勤賀新年」「賀正」の張り紙が してあったのが
全くない。車の前の「注連(しめ)飾り」も無い。

昨年くらいから、消えつつあったが、今年、全く
見られなくなった。人通りも、車の往来も少なく、
無人の街のようにひっそりとしていた。なんでだろ。



「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

「明宝ハム」と「明方ハム」のセット

2014-01-01 20:06:36 | 虚無僧日記

「明宝ハム」と「明方ハム」。「宝」と「方」どっちだったかと
ずっと迷っていた。両社 存在するらしい。どちらかが本家本元で、
他方は“偽装?真似したか?”と疑ってしまう。

かつて「宝×方」戦争があって、今は和解して「明宝・明方ハム」の
セット販売があるとのこと。ギフトセット 2,200円。但し、
わずか100点限定。

両社が誕生した経緯が複雑。

今、岐阜県の奥美濃にある「明宝村」は、かつては「明方村」と
表記していた。村の95%が森林で、1953年、過疎対策として
村では豚を飼い「明方ハム」の製造販売を始めた。

村はその生産販売を農協に委託していたが、農協は、より交通の
便の良い隣町の八幡町に工場を移して生産加工を行おうとした。

それに「明方村」は激怒し、1988年、第3セクターで「明宝
特産物加工株式会社」を設立した。農協は「明方ハム」の名前で
ハムを売っていたので、村は「明宝ハム」という名にした。
「明方村の宝」という意味を込めて「明宝ハム」にしたという。

村では積極的にPRを展開し「明宝ハム」は手作り高品質のハム
として ブランドを確立し、ヒット商品になった。

明宝ハムのヒットが、“村おこし”の原点となり、「明方村」も
「明宝村」と改め、「明宝スキー場」「道の駅・明宝」をつくって
観光客の誘致に務めた。

現在、年間売上げは、「旧明方村」の「明宝ハム」が13億超。
旧八幡町で農協が経営する「明方ハム」は半分の7億。

両者は「分裂して競いあったからこそ、今日のように大きく
なれた」と言う。“相乗効果”の成功例として注目されている
とのこと。

ぜひ食べ比べてみよう。どなたか、お土産に持ってきて
くださらぬかのォ。(虚無僧の初夢)



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「魚 離れ」でも 正月ぐらいは

2014-01-01 18:25:34 | 虚無僧日記
「水産王国・日本」のはずが、「魚離れ」が急速に進み、
このままでは数年後には スーパーから「魚売り場」が
なくなるとか。若い母親が 魚の調理を 嫌うからだ。
漁業関係者は深刻。

私の家も 両親は山国会津だから、魚といえば「身欠ニシン」か
「塩しゃけ」、そして「鯉」や「鮎」などの川魚だった。
正月には「鯉の旨煮」を わざわざ会津から取り寄せる。

私も今はマンション暮らし。臭いが残るので魚料理は
しない。

ところが、正月の「おせち料理」は意外と魚が多い。

鯛の焼きもの、ブリの照り焼き、甘露煮、鰊の昆布巻き、
イクラにスジコ、数の子、田づくり(ごまめ)。

その中で「ブリ大根」をいただいた。朝一(イチ)で
捌いたばかりの「ブリかま」を、すぐに料理したとの
ことで、全然 魚臭くない。これまた実においしい。
玄米ご飯にも よく合う。


「虚無僧」と「僧」を名乗るからには、魚は極力避けて
いるが、「一休」さんは魚も食べた。“生臭(なまぐさ)
坊主”だった。でも 「あれダメ、これダメ」という
“こだわり”を 捨てることこそ、真の仏法と説いている。

栄養バランスの上からも「魚」は食べるべし。


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北海道産の“ 米 ”って おいしい

2014-01-01 18:25:24 | 虚無僧日記
日本人の食卓から「お米離れ」が進んでいるそうな。
一般家庭におけるパンの消費額がコメ代を上回ったとか。

コメの需要量は1963年の1,341万トンをピークに
減少傾向が続き、3年連続800万トンを割っている。

10kg 2,000円でも売れず、スーパーなどでは 1600~
1900円台で 売られるように なったそうな。

私も 家では ご飯は炊かないし、食べない。
我々、戦後生まれの団塊世代は、「日本が戦争に負けたのは、
アメリカ人に体格的に体力的に劣るからだ。これからは
米よりパンを食べて、アメリカ人のように大きくならねば」
といわれ、家での朝食も学校給食も パンだった。

さて、普段 お米を買わないから「ササニシキ」も「コシヒカリ」も
味の区別はつかない。米に大差は無いと思っていた。

ところがところが、北海道産のお米をいただいた。その昔、
北海道では米はとれないとされていたが、品種改良と温暖化で、
今では、収穫量で北海道産が1位。品質、味も「特A」の
評価で「ササニシキ」「コシヒカリ」を抜く人気とか。
それを、産地直送「玄米」でいただいた。

名古屋では「コイン精米機」というのをよくみかける。
玄米を搗いて糠をとる。1部づきから8部づき、そして
無洗米まで 選択できる。でも 糠にはビタミンB1などの
栄養が豊富ということは 私でも知っている。

それで「玄米」のまま炊いてみた。実に旨い。玄米が
こんなにおいしいとは。糠を取り去って白米にして
食べる理由が 私にはわからない。これからは、当分
パンをやめて「玄米党」になるべい。

値段を聞いてびっくりした。10kg 5,000円はする
らしい。市販の米の倍以上。おいしい米を作っても 高くて
売れない。安い米は まずくて 売れない。米の生産農家は
“どうすりゃいいの”。「米離れ」の嘆きが聞こえてくる。


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あけましておめでとうございます

2014-01-01 01:01:53 | 虚無僧日記
平成26(2014)年 元旦

明けまして おめでとう ございます。
皆様 いかが、新年を迎えられましたでしょうか。

私(一路)は、昨年末に モスクワに行って参り、
未だ 時差ボケ、海外ボケで、ロシアモードから
日本モードに戻っていません。

ロシアは今 日本ブーム。公演は満席で拍手鳴りやまず、
アンコールは6曲。サインまで求められ、尺八を普及
したければ、外国に渇を求めるしかないかとの思いです。

さて、今年は、「一路」を名乗って15年目。
第1回公演は平成11年11月11日でした。

今年10月26日(日)名古屋能楽堂で「一路
襲名15周年記念一路会公演」を開催します。

今年は、定例のボランティア演奏や詩吟の会などの
他は、大きな仕事は入ってきていませんので、
「一路会公演」に集中していきたいと思います。
ご支援、ご声援 賜りますようよろしくお願いします。
              
                  牧原一路


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