現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

ヤフオクで 尺八ゲット

2014-01-11 21:33:01 | 虚無僧日記
Fさんが「7孔尺八が欲しい」というので、久々に
ヤフオク(ヤフーオークション)を開いてみた。

丁度、本日締め切りで「1尺8寸・7孔」があった。
3万円。銘は「風州」。その銘の製管師は知らないが、
姿カタチもいいので、勧めてみた。

私が落札して、5万円で売りたいところだが、私は
クレジットカードが無いので入札できない。

Fさんは嫁さんに頼んで・・・・・。 「早くに入札すると、
値段を吊り上げられるので、締め切りギリギリまで
待って」とアドバイスして、みごと3万円で落札。
他に入札者ゼロだった。

もう一本「7孔」で10万というのもあった。
3万の方が形は良かった。

他を見ると「木幡吹月」「坂野如延」といった
名だたる人の作が、6,000円、5,500円で出ているが
入札なし。その名を知る人には垂涎の代物。
千円台とは悲しい。

尺八長短10本セット、ケース付きで4万円というのも。
一本あたり 4,000円。ケースはタダとなる。安い。
詩吟や民謡の伴奏をやろうという人にはもってこい。

そうかと思うと、「露秋」銘が2本。10万、6万と
強気の出品。「露秋」なら かつて5、60~100万は
していたから一割だ。しかし、今はもう 5万円以上は
誰も入札しない。

色形の良い尺八に10人も入札していて 1,300円。
「竹製」とあるが、これは樹脂を型に入れて竹のように
似せて作ったもの。今流行りの偽装品。「竹」と思って
買った人は、さぞガッカリするだろうが、 1,300円なら
当然でしょ。

私の愛用の尺八とおなじ「龍風」も出ていた。1万5,000円。
私のは、昭和40年頃、初任給が2万円の頃、5万円で
買ったもの。今なら50万。それが1万円台。

これから尺八を始めたいという人には、安くなったの
だから、チャンスチャンス。小遣いで買えますよ。


追記、こちらはびっくり、なんと「陶製」の尺八、
ゴロ節(根節)も竹そっくりに作られていて38万円。
誰が買うの?


「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

「淡路恵子」死去 80歳

2014-01-11 20:51:42 | 虚無僧日記
淡路恵子さんが送った壮絶人生…四男不祥事には厳しく「何としても逮捕を」(デイリースポーツ) - goo ニュース

「淡路恵子」、その名は よ~く知っている、が、出演していた
映画やプロフイールなど、何も記憶にない。「越路吹雪」「岸恵子」
「淡谷のり子」ならわかるのだが。80歳で亡くなられた。
ヘビースモーカーだったらしい。

亡くなって、その波乱万丈の生涯に驚く。

1953年、20歳の時、フィリピン人歌手「ビンボー・ダナオ」に
見初められて結婚。2男をもうけるが、「ビンボー」には
フィリピンに妻がいて、1965年に離婚。入籍はしていなかったから、
同居して別れただけ。

翌1966年「中村(萬屋)錦之介」と結婚。芸能界引退する。
2男をもうけるが、「錦之助」の事務所が多額の負債を
抱えて倒産。借金13億円を背負うこととなった。

さらに「錦之助」が無筋力症で倒れ、献身的に支える日々。
しかし、1986年、「錦之助」と「甲にしき」との不倫が発覚。
1987年に離婚した。

その後、「錦之助」との間にできた三男はバイク事故で急逝。
1997年には「錦之助」が死去。

2004年には四男が、酒に溺れ、窃盗の罪で逮捕され、その後
2010年に自殺。

「ビンボー・ダナオ」も「萬屋錦之助」もよ~く知っています。
しかし、淡路恵子と結婚していたとは、知りませんでした。
「淡路恵子」は「錦之助」との結婚期間中、女優業は引退して、
ひたすら借金返済に追われていたとか。それも知らなかった。

「錦之助」ほどの人が「借金まみれ」だったとは。浮気はするし、
まるで「鎌田行進曲」の「ぎんちゃん」だ。

そして、素行の悪い四男。父親(錦之助)譲りか。いや「氏」と
「育ち」の双方だろうか。
芸能界、華やかに見えて、舞台裏は火の車。「火宅の人」
そんな世界でも憧れる私がある。知らなかったことばかりで
驚き、桃の木、山椒の木。

「淡路恵子」さん! お疲れ様でした。

gooメールが使えなくなる?!

2014-01-11 20:08:16 | 虚無僧日記
メールは「Gooメール(@ mail.goo.ne.jp)」を使っているのですが、
今まで無料だったのを、3月10日をもって終了するので、
「有料」に切り替えてくださいとのこと。

「無料メール」は使えなくなり、「今までの送受信の記録は
全部消えるので 保存するように」と。

そう言われても、「有料」に切り替えるためには、「クレジット
カードかネットバンキングから引き落とし」とか。
クレジットカードを持てない身分の私。「有料(月額200円)」と
言われても、支払いができません。

また「記録保存」の方法もわかりましぇん。


「私のメールは3月9日までで使えなくなります」と、今まで
やりとりしていた人には、どうお伝えしたらいいのかしらん。

どうしたら いいのぉぉぉ。悲しい~ね。あきらめ~る? 
さよなら、さよなら

「三菱東京UFJ」から不審なメールが毎日

2014-01-11 19:42:26 | 虚無僧日記
「三菱東京UFJ銀行」から、「本人認証サービス」という件名で
毎日メールが来ます。

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こんにちは!
最近、利用者の個人情報が一部のネットショップサーバーに不正取得され、
利用者の個人情報漏洩事件が起こりました。
お客様のアカウントの安全性を保つために、「三菱東京UFJ銀行システム」が
アップグレードされましたが、お客様はアカウントが凍結されないように
直ちにご登録のうえご確認ください。以下のページより登録を続けてください。
https://entry11.bk.mufg.jp/ibg/dfw/APLIN/loginib/login?_TRANID=AA000_001

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というので、クリックすると、「このウエーブサイトはフィッシング
サイトとして登録されており、ブロックしました」というメッセージが
でます。また、開くと「中国語」なのです。

これって怪しいですよね。「三菱東京UFJ」の名で、新たな詐欺
ですかね。こうして預金を吸い取られた被害が 11億円に上るとか。
まったく、おそろしや、おそろしや。いやぁねっと。

でも、私なんか、残高100円ですから、怖いもの無し。
みなさま、ご用心、ご用心。

FBが 世界をつなぐ

2014-01-11 19:33:28 | 虚無僧日記
FB(face-book) 今や世界で10億人、アメリカでは3人に1人が
登録しているとか。でもそのうち8,300万件は「なりすまし=偽者」
なのでご用心とか。そして、今日の中日新聞には「若者が離れて
いる」。「見るだけ」の人が大半。「いいね」を押すだけ、
「短い挨拶文だけの人」で、思ったほど活用されていない」とも。

私もいつのまにか「友達」が 250人にもなったが、大半が見ず
知らずの人。「尺八」関連というだけで「友達」になっても、
普段付き合いが無いから、対話ができない。

そんな中、私としては「FBのおかげ」で、うれしい成果が
2件。

ひとつは「ロシアのサーシャ」から「モスクワへの招待」を
受けたこと。それに伴う連絡のやりとりは、すべてFBで
できた。ロシア語に堪能なYさんともFBでやりとりして、
なんとか間に合ったのだ。カメラ機能で会話もできた。

もうひとつのFB効果は、長年探し求めていた人に
会えたこと。

一人は、私の尺八の師「古賀将之」氏。カリフォルニアで
尺八教授をしておられた。

もう一人は 50年 音信不通だった遠い親戚。
岩手県に移住していた。その長男もFBに参加しており、
その顔写真を見てビックリ。私にそっくり。やはり
「血」か。曽祖父母まで遡るのだが、顔つきが似ている。

また、当家は「会津藩士」だったので、明治になって
北海道や青森、東京などに離散している。FBで
「牧原」姓の人にメールしたところ、二人の方が
名乗り出てくれた。どうやら一族らしい。やはり
顔つきが似ている。


女性の6人に1人がFBで「元カレ」を探しているとか。
女性は 別れた彼なんかに「未練は無い」と聞いたけど・・・・。

私?。はい、別れた妻と娘とは FBで 会っています。



演歌尺八の「村岡実」大往生 90歳

2014-01-11 17:58:27 | 筝尺八演奏家
こんな悲しいことはない。あの演歌尺八の大御所「村岡実」氏が
1月2日に亡くなられていたらしい。というのは、新聞にも
載らなかったし、ネットでも、全然掲載されていないからだ。
なんということだ、あれほどの「尺八家」が亡くなったというのに、
世間は冷たい。それが悲しい。

90歳、宮崎のご自宅で静かに亡くなられたとのこと。ご家族の
ことも、何も判らない。「村岡実」で検索しても Wikipediaにも
載っていない。

かつては名のある武士だった虚無僧が 独り、ひっそりと野に
朽ち果てたかのような最期だった。私の末路もそうか。

村岡氏は、昭和37年(1962)「村岡実、横山勝也、宮田耕八朗」の
3人で「東京尺八三重奏団」を結成。

翌年、第2回演奏会で三木稔作曲「くるだんど」を演奏したのを
契機として、昭和39(1964)年、三木稔・長澤勝俊、(作曲)
田村拓男(指揮、打楽器)、村岡実、横山勝也、宮田耕八朗(尺八)、
坂井敏子、宮本幸子(箏)、杉浦弘和(三味線)等14名で
「日本音楽集団」が結成された。

そう、「村岡実」は「日本音楽集団」の創立メンバーの一人だった。

また同年、「山本邦山、横山勝也、青木鈴慕」の3人によって
「尺八三本会」も結成されている。

そして同じ年(昭和39)、NHK・FM放送で「現代の日本音楽」という
番組がスタートし、NHKの委嘱で、私の師「堀井小二朗」と
「山川直春」共作で『竹の韻』が放送され、芸術祭文部大臣賞を
受賞した。その時の演奏にも「横山勝也」「宮田耕八朗」とともに
「村岡実」が加わっている。その時の「3人並んだ写真」を
私は保持している。

そしてそして、これも同じ昭和39年。「美空ひばり」の『柔』が
大ヒットし、第7回「日本レコード大賞」を受賞した。この曲で
「村岡実」は尺八伴奏をし、尺八は一躍、歌謡界で認められる
ことになった。

その後「村岡実」は「美空ひばり」の『柔』を皮切りに、村田秀雄、
北島三郎他、演歌歌手の伴奏で、公演に着いて廻らねばならず、
多忙になったためか、「日本音楽集団」を離脱している。
その後に入ったのが、私のもうひとりの師「古賀将之」氏。


「村岡実」は歌謡界で、演歌尺八として独壇場の地歩を確立していく。

村岡氏が吹き込んだレコードは 3,000枚以上になると言っていた。
ラジオ「永六輔の誰かとどこかで」のオープニングで『遠くへ行きたい』を
吹いているのは「村岡実」。(その番組も昨年2013年8月29日終了した)。

尺八を 大衆の耳に最も多く届けた第一人者であったはずなのに、
誰知られることなく亡くなられたことが悲しい。

「村岡実」は 80歳を過ぎて、歌謡曲やポピュラー曲を尺八本曲風に
アレンジしたCDを何枚か出された。それはすごいことだが、
もう往年の艶と輝きはなかった。それも悲しかった。